水道料金改定に関する質問(上水道):用途別から口径別に変えた理由は?
これまでは、用途別(家事用や業務用)で基本料金と使用料単価が違う「用途別料金体系」を採用してきました。これは、主に業務用に負担を大きくすることで一般家庭の単価を抑え、水道の利用を促進し、公衆衛生の向上を図る当初の目的がありました。しかし、すでにこの目的は達成され、近年では次のような問題が発生してきました。
- 目まぐるしく変わる営業形態、用途別に対応しきれない。
- マンション(アパート)の1室が実は事業所であったりと、用途が明確に判別できない。
こうした理由から、全国的に水道施設に対する負荷の度合いで基本料金を変える「口径別料金体系」に移行する自治体が増加しています。すでに県内では、島田市を除くすべての市が口径別料金体系に移行しています。また、口径別料金体系は、不必要に大きなメーターを使い続けることが減り、施設を更新する際に小規模化が可能となり、将来の負担を抑えることが期待できます。