島田市新庁舎建設工事の進捗状況(令和4年3月1日掲載)
建設工事敷地内の北東の角と南西の角の2箇所で井戸の掘削工事を行っています。
新庁舎では、夏冷たく冬暖かい(年間通じて平均約15℃)地下水熱を空調設備に利用することで、省エネルギー化・省CO2化を図ります。
一方の井戸(揚水井)で汲み上げた地下水は、建物内で熱交換(採熱)した後に全量をもう一方の井戸(還元井)から地下に戻します。
この地下水は、災害時に給水がストップした場合でも庁舎の機能を維持するため、新庁舎のトイレに利用できるよう計画しています。
工事は、まず掘削機を使って30cmの径で所定深さ(38m)まで掘削し、その後、地下水を取水するために孔の開いたスクリーン管と孔の開いていない鋼管を溶接して繋ぎながら挿入していきます。
口径の大きな井戸を設置しようとする場合には、県知事への届け出と大井川地域地下水対策委員会での審議が必要です。
また、決められた基準より深い位置(新庁舎の地域は25m以深から取水)にスクリーン管が設置されているか県と市環境課の職員が立会い検査を行います。