空港やアクセス道路建設のため地権者の方々から茶畑をはじめとする多くの農地を提供していただきました。島田市の基幹産業であるお茶等の農業を守り、より発展していくために、新たな農地を造成したり、既存農地の機械化などを進めました。また、島田市の茶文化を発信する施設として博物館や茶室を備えた「お茶の郷」を整備しました。
代替農地の造成
静岡県では地権者の生活生業や経済基盤の安定を図るため、農地開発事業等により切山地区に約57ヘクタールの農地を新たに造成し、代替茶園を希望する地権者に斡旋しました。
茶園、茶工場の近代化支援
平成8年度から平成17年度までの間、茶農協や組合、個人が行う、茶園の区画整理や乗用型茶園管理機械の導入、茶工場の近代化などに補助金を交付しました。
乗用型やレール式茶園管理機械の導入は茶業経営の省力化に効果を発揮すると同時に茶園基盤整備への足がかりとなっています。
導入された軽乗用型茶園管理機械を利用した摘採の様子
「お茶の郷」の整備
お茶の郷は平成10年4月に旧金谷町が整備しました。富士山静岡空港開港後は海外からのお客様も増え、島田市や日本のお茶について情報発信をして参りましたが、平成28年5月31日をもって県へ移管しました。