南極の厳しさを伝える小山氏
約2万年前の氷の音に耳を傾ける生徒
環境教育の一環として、北中学校で「南極クラス」が開催され、2年生23人が参加しました。
講師は、今年3月までの約1年4カ月間、日本南極地域観測隊員として南極の昭和基地に派遣されていた小山悟さん。小山さんは「空気や氷を観測する人や機械の整備士、料理人など、さまざまな経歴を持つ人との共同生活を通して、多くの刺激を受けた。今は夢や目標が見つからなくても、多くの人との出会いが、興味のある分野を見つけるきっかけにつながると思う」と話しました。
生徒たちは、シャボン玉が凍る動画を見たり、 実際の南極氷から約2万年前の空気が弾ける音を聴いたりして、チームワーク無しでは生き抜けないマイナス 30°Cの世界に、思いをはせていました。