島田市の人事制度の特徴(受験者向け)(令和6年5月8日更新)
島田市の人事制度の特徴を説明します。
特に社会人経験者が活躍できる制度となっています。
行政職の級
行政職は1級(事務員)から8級(部長)に分かれています。
1級 | 2級 | 3級 | 4級 | 5級 | 6級 | 7級 | 8級 | |
職 |
事務員 技術員 |
書記 技手 |
主事 技師 |
主査 主任技師 |
係長 |
課長補佐 | 課長 | 部長 |
昇格するのに必要な年数
市役所では昇格に必要な年数が決まっています。
下の表は、昇格に必要な累積経験年数を示しています。
1級 事務員級 |
2級 書記級 |
3級 主事級 |
4級 主査級 |
|
大学卒 22歳 |
0 | 1 | 4 | 13 |
短大卒 20歳 |
0 | 2 | 6 | 15 |
高校卒 18歳 |
0 | 3 | 8 | 17 |
年齢(参考) | 26歳 | 35歳 |
例えば、大学卒の22歳で採用された職員は、35歳(36歳になる年)に主査に昇格できます。短大卒であっても高校卒であっても変わりません。ちなみに係長以上は1年以上の経験年数で昇格可能です。
仮に30歳で採用された方であっても、必要な年数を経ないと昇格できません。多くの自治体で同様の方法をとっています。
これでは、社会人経験者を積極的に採用しても、組織の中核を担い力を発揮するまでに時間がかかりすぎます。
島田市はこれを改正し、各級を1年経験すれば上の級に昇格することを可能としました。
当然ながら基準よりも短い経験年数で昇格するためには、優秀な成果を示し、相応の能力を備えていると認められる必要がありますが、社会人経験者を中心に多くの職員で実際に早期の昇格が行われています。
社会人経験者もスタートの遅れを気にすることなく島田市で能力を発揮してください。
初任給
令和6年度採用者の初任給は次のとおりです。
行政職(一般事務・土木技術・建築技術・保育士)
新卒者の初任給※令和6年4月1日時点、
級 | 令和6年度初任給 | |
大学卒 | 1級29号級 | 202,400円 |
短大卒 | 1級21号級 | 187,300円 |
高校卒 | 1級9号級 | 170,900円 |
※通常1年で4号級上がります。
社会人経験者の職歴加算
社会人経験者であっても1年目は1級(事務員級)となりますが、社会人の時の職歴加算があります。
社会人経験者の初任給の号給計算式
号給+(職務経験月数×民間0.8)/12月(5年まで※1)小数点未満切捨て×4
※1:5年を超える年数については1年を18月で計算
社会人経験者の加算額
社会人経験年数 | 加算額の例 |
5年 | 約22,000円程度 |
10年 | 約31,000円程度 |
社会人経験者は将来の幹部候補として期待
社会人経験を経て採用された職員は、将来の幹部候補として、リーダーシップやマネジメント能力に期待しています。
派遣交流職員や研修受講者に指名し、異動の期間も早めるなど、通常よりも早く成長できるよう支援します。