総面積5,000ヘクタールという、見渡す限り緑のじゅうたんが広がる牧之原大茶園。
この地でお茶作りが始まったのは明治2(1869)年、駿府に居を移した徳川慶喜公に同行してきた武士たちが、刀を捨て開拓に携わったことから始まります。
その後、大井川の川越制度廃止で職を失った川越人足たちも加わり一丸となって開墾、地元農家へと引き継がれ日本一の大茶園へと発展しました。
島田市の茶園の一角にある牧之原公園では、日本にお茶をもたらした栄西禅師の像を見ることができます。
市民参加型シティプロモーション「島田市緑茶化計画」の推進
人口減少が叫ばれる時代でも、島田市は今まで以上により魅力的で元気なまちとなっていくことを目指していきます。市では、平成27年の市制10周年を記念し「まちの個性や魅力」を市内外に発信するシティプロモーションの取組を行うこととしました。シティプロモーションは「まちの個性や魅力」を市内外に発信する取組です。
単にまちの個性や魅力をロゴやメッセージに凝縮し発信するだけではなく、市の未来を指し示し、様々な施策を代表する「島田ブランド」の確立とその旗印となるメッセージ・ロゴの製作を進めてきました。
平成27年11月1日に、島田市制施行10周年記念式典が開催され島田市ブランドメッセージ・ロゴ「島田市緑茶化計画」を発表しました。
市のシティプロモーション活動を「島田市緑茶化計画」という名のもと、緑茶グリーンを使用したまちづくりを市民の皆さんと一緒に進めます。今後、市内はもちろんのこと国内外に発信していきます。
島田市緑茶化計画Webサイト(別ウインドウで開く)
茶どころ島田の三ブランド
恵まれた気候風土と先人の努力によって、茶どころ島田市には「島田茶」「金谷茶」「川根茶」の三つのお茶のブランドが育ち、数多くの賞を受賞しています。
お茶好きも多く、お茶のスペシャリスト「日本茶インストラクター」として活動する市民もいます。
島田茶
大井川中流域左岸山間部で栽培されるお茶は、朝夕の川霧が直射日光を遮ることにより、美しい色と上品な香りがあります。大井川下流域右岸初倉地区のお茶は、たくさんの日光を浴びた滋味豊かなお茶です。
金谷茶
日本一の大茶園、牧之原台地とその周辺で栽培されています。深蒸し煎茶が主体で、甘味、渋味、爽やかさを兼ね備えた、甘く柔らかな舌触りと深い香気のあるブライトグリーン色のお茶です。
川根茶
川根地区は、日本三大銘茶産地の一つと言われ、普通煎茶が多く占めています。大井川上流の山あいの朝霧に守られて栽培されたお茶は、爽やかな香りと美しい水色、滋味と甘味のバランスが絶妙です。
関連リンク(サイト内ページ)
- 「茶」に関するページ
- ふじのくに茶の都ミュージアム(外部サイト・別ウインドウで開く)