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かけがえのない存在「大井川」

「大井川」と共に生きる

大井川の画像

南アルプスの赤石山脈など3,000m級の山々に源流を持ち、大小の支流を合わせながら160km余を流下、駿河湾へ注ぐ大井川。誕生したのは約1,800万年前。その後、何度となく隆起を繰り返し、約10万年前に牧之原台地を作り、流路を変え、現在の場所に留まりました。
川の恵みにより人が集まり、産業が生まれ、まちが栄え、文化がもたらされた島田市にとって、大井川はかけがえのない存在です。

越すに越されぬ大井川

「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川」と詠まれたように、江戸時代、大井川は東海道の難所の一つでした。
橋がなく流れが急な川は、川越人足の肩や連台に乗って渡るしかなく、雨で増水ともなれば川留めになり、最高で28日間川留めが続いた記録が残ります。
当時の様子を今に見ることができるのが、旧東海道沿いの「大井川川越遺跡」です。
旅人が川を渡るための「川札」を買った川会所をはじめ、川越人足が待機していた番宿、川札を換金した札場などの街並みなどが復元されています(国指定史跡)。

  • 着物の女性が連台といういかだのようなものに乗って川を渡る様子が描かれた江戸時代の絵
  • 大井川川越遺跡の画像

川越しと文学

川越しや川留めにまつわる情景は、物語や俳句などの中にも見ることができます。
十辺舎一九の「東海道中膝栗毛」では、弥次・喜多コンビが川越賃を値切るなどし、やっとの思いで川を渡る話があります。
浄瑠璃「朝顔日記」では恋人を追って放浪する盲目の女性が、川留めにより捜し求めていた相手とすれ違ってしまいます。悲観し死を決意するが助けられ、奇跡的に視力が回復。その時初めて見た松として伝えられる「目あきの松」は、後継が今も川風に揺れています。
松尾芭蕉は「馬方はしらじ時雨の大井川」と詠み、その句碑は川会所前で見ることができます。

  • 目あきの松の画像
  • 芭蕉の句碑の画像

島田の歴史・文化を紹介

島田市博物館の外観の画像

川越遺跡西側に隣接する「島田市博物館」は「旅と旅人」をテーマに、1階の常設展示室では旅道具や連台、川越しの様子、島田宿などをジオラマビジョンなどにより分かりやすく展示しています。
2階の企画展では島田の歴史や文化をはじめ民俗や産業、美術などを紹介しています。
また分館では、海野光弘氏の版画作品を中心に民俗資料を展示しています。

  • 常設展示室の画像1
  • 常設展示室の画像2
  • 海野光弘氏の作品の画像

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