社会情勢の変化による災害の複雑化や地震・台風・集中豪雨などの自然災害の大規模化、救急需要の増加といった消防行政を取り巻く環境が大きく変化する状況に対応するため、平成28年4月1日に静岡地域(静岡市、島田市、牧之原市、吉田町、川根本町)消防救急広域化を行いました。4つの消防本部(静岡市消防局、島田市消防本部、牧之原市相良消防本部、吉田町牧之原市広域施設組合消防本部)が統合されて静岡市消防局となりました。
119番通報の仕方は変わりません。
広域化前は、各市町の消防本部の通信指令室で119番通報を受信していますが、広域化後は静岡市消防局の指令センターが一括して受信することになります。これにより、災害情報の一元管理が可能となり、効率的で迅速な出動体制が確保されます。
現場で活動する消防隊員が増強されます。
各消防本部の総務部門や119番通報を受信する指令部門を統合することにより、人員が生み出され、その人員を消防署の消防隊や救急隊に配置することができます。
災害出動体制が強化されます。
広域化後は、災害が発生した市町の消防署だけではなく、広域化した近隣市町の消防署から、災害対応に必要な複数の消防車両が同時に出動することにより初動体制が強化され、統一的な指揮の下で早期に効果的な消防活動が展開できます。また、消防ヘリコプター及びはしご車、特殊災害対応自動車などの特殊車両を活用することにより、林野火災、水難事故、大規模災害などに幅広く対応することができます。