病気にかからないようにする力(免疫)をつける方法です。多くの感染症は一度かかると二度とその病気にかからなくなったり、かかっても軽くすむようになります。この力が免疫です。この自然の仕組みを利用して、原因となるウィルス・細菌がつくりだす毒素の一部、又は全部を無毒化した細菌毒素(不活化ワクチン)あるいは、ウィルスの病原性を弱めた生きた病原体(生ワクチン)を体内にいれて免疫をつくる方法が、予防接種です。
予防接種には定期予防接種と任意予防接種があります。
定期予防接種(令和2年10月1日更新)
国が接種勧奨し、市が実施することとなっています。予防接種法に基づくもので、A類[ヒブ(Hib)感染症、小児の肺炎球菌感染症、B型肝炎、ロタウイルス、ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ、結核、麻しん、風しん、水痘、日本脳炎、子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス)感染症]とB類[季節性インフルエンザ(高齢者)、高齢者用肺炎球菌]に分けられます。A類疾病は受ける側にも「受けるように努めなければならない」という接種努力義務が指示されています。
※令和2年10月1日からA類疾病にロタウイルスが追加されました。
任意予防接種(令和2年10月1日)
定期の予防接種以外のワクチンです。接種が本人又は保護者に一任され、有料となっていますが、できればワクチンで予防できる病気は、接種して予防することが望ましいとされています。
令和2年度季節性インフルエンザワクチンの接種時期ご協力のお願い(任意予防接種)
季節性インフルエンザワクチンについては、65歳以上の方等が予防接種法に基づく定期接種対象者となっています。また、日本感染症学会の提言では、医療関係者、高齢者、ハイリスク群(妊婦等)、小児(特に乳幼児(生後6か月以上)から小学校低学年(2年生))への接種が強く推奨されるとされています。これらの方々がインフルエンザワクチンの接種を希望される場合に、その機会を逸することのないよう、接種の時期についてご協力をお願いします。
10月1日から
65歳以上の方(60歳以上65歳未満の心臓、腎臓、若しくは呼吸器の機能障害又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する者として厚生労働省令で定める方を含む)
10月26日から
医療従事者、基礎疾患を有する方、妊婦、生後6か月から小学校2年生
※上記以外の方も接種できます。