第9回「菩提山ハイク」（令和3年1月8日掲載）
実施日／令和2年12月19日
第9回のサタデーオープンスクールの活動は、菩提山ハイクでした。
菩提山は、島田市と藤枝市にまたがる標高691mの気高い山です。山頂は伊久美小から見える山よりも向こう側にあることを伝えると、集まった子どもたちは少し緊張した面持ちでした。しかし、出発前に講師による「木になる準備運動」をすると、木の一生を楽しく体で表現しながら体と一緒に緊張もほぐれていきました。
登山ルートはいきなり急な上り坂で、落ち葉を踏み分け登っていきます。休憩中は、樹木に詳しい講師のお話を聞き、英気を養いまた登っていきます。峠で長めの休憩をとったときには、地元の方から伊久美に伝わる民話を聞かせていただき、それに出てくるお地蔵さんを見学しました。さらに、眺めのいい場所では、山に詳しい講師のお話を聞きました。他にも、シカが食事をした跡の話を聞いたり、三角点を見学したり、普段は見ることのない、山ならではの体験がたくさんできました。
山頂につくと、壮大な景色が広がっていました。遠くにあるのにとても大きく見える富士山、海の向こうにかすかに見える神津島、その手前に広がる山々や小さく見える街。なんだか別の世界に来たような景色の中、お弁当を食べました。願いを書いた石をお供えすると願いが叶うといわれるお堂に石をお供えして、下山しました。峠では、トイレ休憩をさせていただいたお宅でおいしい甘酒をいただいて、今度は急な下り坂を下りました。石や落ち葉に足を取られながらも、最後まで元気に歩くことができました。
たくさんのお話を聴いてたくさんの知識を得て、素晴らしい景色を見て感動して、疲れたけど楽しい一日になったと思います。
