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サタデーオープンスクール活動報告(令和2年度第13回)

第13回「炭作り体験1日目(窯入れ)」(令和3年3月9日掲載)

実施日/令和2年2月20日

第13回のサタデーオープンスクールの活動では、炭にする原木の窯入れを行いました。2回にわたる炭作りの活動の1回目です。
伊久美地区に残る伝統の炭焼き窯は、四方を山に囲まれた自然いっぱいの場所にあります。炭焼き窯の周辺で、まずは炭についてのお話を聴きます。炭とはどういうものか、炭のでき方など、炭についての基礎知識を、実験を交えて簡単に学習しました。
作業は大きく分けて4つあります。まず1つ目ののこぎりで原木を窯に入れる長さに切る作業では、竹で作った定規通りに、長い原木を切り分けます。炭に適する木は堅い種類が多いため、のこぎりで切る作業はなかなか大変だったようです。2つ目の薪割り機で原木を割る作業では、大きな薪割りの機械で、炭にするには太い木をバリバリと割る体験をしました。堅そうな木が、音を立てて簡単に割れていく様子を、子どもたちは真剣に見つめていました。3つ目は窯の中を見学しました。暗くて狭い窯の中は、大人では入るのがやっとの広さでした。その中で、天井の鉄板や何度も炭焼きを重ねて硬くなった土壁を見学し、窯の原理について教わりました。
最後の作業は、いよいよ窯の中に木を詰める作業です。たくさんの木を、全員で手分けして窯に運びます。窯の中で木を受け取って講師に渡す子と、木を置く場所から窯まで列を作って木を運ぶ子に分かれ、どんどん木を詰めていきました。
午後は、炭についてのもっと深いお話を聴きました。スライドの写真を見ながら、黙って集中して聴いていました。少し難しいお話もありましたが、お話の最後にはたくさんの質問をしていました。
子どもたちが帰った後、講師の方が数日間にわたり窯に火を入れてくれました。窯出しをするのは2週間後。立派な炭が出来上がるのを楽しみにしていましょう。
 

  • 炭の基本講座
  • のこぎりの使い方
  • 木を切りそろえる
  • 薪割り機で薪割り
  • 炭焼き窯体験
  • 窯に木を詰める
  • 炭の発展講座
  • 窯を暖める
  • 煙の温度を測る

 

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