第2回「茶摘み・釜煎り茶体験」(令和3年6月7日掲載)
実施日/令和3年5月29日
本年度第2回のサタデーオープンスクールは、伊久美二俣地区でお茶摘みをやりました。江戸時代、坂本藤吉や西野平四郎が宇治から茶師を招いて手もみ製茶を習いました。西野は二俣に茶部屋を建て、そこを伝習所にすることで、技術の普及に努めました。そしてそれは、静岡が茶産地になるきっかけとなったという歴史があります。今回は当時のお茶の遺伝子を持っていると思われる在来種の茶畑でした。やぶきた種と違って、土によって味も変わるそうです。一芯二葉で摘みます。摘んだ茶葉は、古民家の軒先をお借りして釜で煎りました。煎っては手もみを3度ほど繰り返し、お茶が出来上がっていきました。昼食は古民家で食べ、午後は茶商の西野眞さんから伊久美のお茶の歴史を聞きました。最後に、利き茶で3種類のお茶の飲み比べをやりました。自分たちが作ったお茶の味は最高でした。