第3回「茶摘み・釜煎り茶体験」(令和4年6月14日掲載)
実施日/令和4年6月4日
本年度第3回のサタデーオープンスクールは、伊久美二俣地区で茶摘みをやりました。市内の小学生が20名参加しました。茶摘み会場の茶畑は在来種で株ごとに品種が違います。江戸時代に坂本藤右衛門が良質の茶の種子を求め、宇治(今の京都府)に出向き、近江(今の滋賀県)辺りから持ってきた良質なお茶の系統ではないかと推測されます。講師の西野恭正さんが活動前に、お茶の木を刈り込み、安全にお茶摘みの活動ができる通路を確保してくれました。在来種は芽株の数がヤブキタ種と比較して少ないのでこの時期にも関わらず、一芯二葉で摘めました。しかも、まだ一番茶でした。みんな最初は摘み方がぎこちなかったのですが、次第に慣れて上手に摘んでいました。その後、徒歩で釜煎り会場の里屋敷まで移動し、2グループに分かれて釜煎り茶作りの活動を行いました。手付きがよく集中して作業ができました。午前中で何とか完成したので、昼食休憩を挟んで、午後は講師の西野眞さんの「静岡県のお茶の歴史」の話を聴講した後、3種類のお茶(黒茶(本日作った釜炒り茶)、煎茶、ウーロン茶)の飲み比べを行いました。お茶当てクイズはすごく盛り上がっていました。