第2回「お茶摘み・釜煎り茶づくり」(令和5年5月30日掲載)
実施日/令和5年5月27日
第2回のサタデーオープンスクールの活動では、お茶の手摘みの体験をした後に釜煎りという製法でお茶をつくりました。
伊久美地区に昔からある茶園で、手摘みの体験をした子どもたちは、ほんのり香るお茶のにおいに包まれながら、ひとつひとつ丁寧に摘んでいました。様々な学校の子たちが、お手伝いに来てくれた大人の人たちと楽しくお話しながら、3~4kgほどのお茶を収穫しました。
続いては、大きな釜でお茶の葉を煎って作る、釜煎り茶の体験をしました。あつあつの釜に入った茶葉を、焦げないようにみんなで交代しながら煎り続けます。緑色を残すために、煎ったお茶を少し蒸し、力を込めてもむ工程もあり、全員で協力してほとんど子どもたちだけの力で釜煎り茶を完成させることができました。大人の方のものも含めて、300~400gの釜煎り茶ができあがりました。
午後には、伊久美のお茶の歴史の話を聞きました。少し難しい話もありましたが、子どもたちは質問もしながら、真剣に話を聞いていました。今日つくったお茶と、他の種類のお茶を飲み比べて、どのお茶かを当てる「闘茶」にも挑戦しました。色・香り・味をじっくり観察して、自分たちのつくったお茶を見事に当てることができていました。
収穫から加工まで、昔の人の苦労を実際に体験することができて、これから飲むお茶がさらにおいしく感じられそうですね。