第22回「炭づくり(窯出し)」(令和6年2月20日掲載)
実施日/令和6年2月10日
第22回の活動は、第20回に窯に入れた木を取り出しました。第20回が終わってから1週間ほど、講師の方が窯の煙突の煙を観察して窯の中の状態を見極め、点火・消化のタイミングを計っていたそうです。子どもたちは、ただ火をつけるだけではないことに驚いていました。初めに、一斗缶に入れたいろいろなものが炭になっているかを確認しました。まつぼっくりや葉っぱ、みかんや紙コップまで、みんな少し小さくなって炭になっていました。中には崩れてしまったものや、どこにも見当たらなくなってしまったものもありましたが、おもしろい形の炭を見て楽しんでいました。いよいよ普通の炭の窯出しを行います。できあがった炭は、ただ窯から取り出せばいいわけではありません。できあがった炭は、窯の中で地面についていた部分は炭になりきっておらず、火をつけると燃えてしまうため、そこを切り取らなければいけません。そこで、窯から取り出すチームと炭を切るチームに分かれて作業をしました。まだほんのり暖かい窯の中に一人が入って炭を出し、向きを確かめながら他の子たちが切り場に運びます。運ばれた炭は、割れないように気を付けながら慎重に切ります。出すチームと切るチームを交代しながら1時間ほど作業を続けると、たくさんの立派な炭が完成しました。みんながテキパキ行動し、予定より作業が早く終わったため、講師の方たちも感心していました。持ち帰るのは一人2キログラム分の炭。「家でバーベキューするんだ」「玄関に飾ろうかな」と、みんな喜んでいました。