第13回『木こり体験と木工クラフトに挑戦』(令和6年11月1日掲載)
実施日/令和6年10月26日
伊久美地区の山で、木こり体験をしました。林業のプロが、伊久美の山に生えている木を見ながら、林業についてお話してくれました。そのあとは早速伐採体験です。講師の方が、今日倒す予定の木にロープを取り付け、木の高さ・周りの木・枝の付き方を見ながら綿密に倒す方向を決めていきます。子どもたちは遠くの安全な場所からロープを持って見守ります。そしていよいよ倒す瞬間が来ました。みんなで力を合わせてロープを引くと、20mほどの大きな木がゆっくりと倒れてきます。地面に倒れる瞬間には、「バンッ」と大きな花火のような音が響きました。豪快な体験にテンションが上がる子どもたちですが、木は倒すだけでは終わりません。倒れた木は、枝を払って幹を切り分け、山の方へまとめます。全員で協力して、枝をのこぎりで切って、重い枝や幹は数人で協力して運びました。普段は触ることのない、チェーンソーも体験させていただきました。
午後は、部屋に戻って木工作。鉛筆立て・スマホスタンドを作ります。まずは細長い木材を丁寧に張り合わせ、部品を作っていきます。ボンドを乾かす間に、桧の輪切りを観察しました。透かして見ると、外側の方の赤みが濃く見えました。中心の方がぎゅっと詰まっているようです。そのあとはその輪切りをパキパキ割って、パズルを作りました。裏も表も見た目が同じなので、思ったよりも難しかったですが、完成した子はピースをもっと細かくして挑戦していました。他の子が作ったパズルにも挑戦する子もいました。鉛筆立て・スマホスタンドの部品がくっついたら、完成の形に組み上げていきます。一人ずつ木目が違う、オリジナルの作品ができあがりました。「ゲーム機も立てられるかも」と、すでに家で使うことを想像している子もいました。
朝に下書きをした、レーザー彫刻のキーホルダーも完成し、たくさん作品を持って満足げに帰りました。午前に切った木の輪切りや枝、木くずなども嬉しそうに持って帰っている子もいました。一日中木に囲まれた、癒される時間となったようです。
サタデー農園日記 令和6年10月29日
サタデー農園の作物は、雨にも虫にも負けずに成長しています。サツマイモやダイズの葉には、前回紹介したハムシの他に、バッタやカタツムリなどの生き物もたくさん寄ってくるようです。