1 挨 拶 栗田佳宏会長、社会教育課 主査 樋渡徳之
2 議 事
(1) 令和6年度 上半期事業実施状況等について
事務局から、資料1に基づき令和6年11月末現在の状況を説明。
1 施設の利用状況について
施設の使用回数について、前年度657回に対し今年度は690回と33回の増となっている。5月、10月ともに増加している要因として、使用団体の件数が前年度と比較し大きな差がないことから、使用団体が1度に複数の部屋を使用したためと考えられる。また、8月は他の月と比較し例年使用回数が半分程度となっているが、「子ども達を見守る会」が夏休み中に使用しないことなどが理由と考えられる。施設全体の稼働率は、令和5年度が15.47に対し、本年度は16.25%という状況である。
各部屋の使用形態について、有料が全体の1.2%、半額が2.6%、免除が96.2%とであり、利用の中心は地区住民である。
目的別使用実績について、1の主催事業開催状況の社会教育講座が7回減少していることの原因は、令和5年度に1講座当たり3回開催として2講座、計6回実施した、「刺繍教室」が講師の都合で本年度実施しないことによることが大きな要因であり、また、利用者数も76人減少していることも同じ要因と考えられる。
2の各種団体事業への貸館業務中の件数について、前年比5件の増。利用者人数は、1,073人の増である。大きな要因の1つとして、5の県知事選挙と衆議院総選挙が実施されたこと及び1の公官庁主催事業の中で、高齢者を対象として実施している「しまトレ」及び乳幼児を対象としている「たんぽぽ広場」での2つの事業の参加者(利用者)が前年度と比べ増加したことが考えられる。
2 社会教育講座の実施状況について
令和6年度は11月末までに6講座、延べ11回の講座を開催し、延べ114人の参加。うち、新規講座の「梅干し作り教室」及び「多肉植物寄せ植え教室」については、募集人員をほぼ満たす結果となったこと。また、夏休みに計画した子供講座「ぶんぶんコマ作り教室」は、参加者がなかったため中止とした。
概要について「社会教育講座開催状況(写真)」を基に、講座の状況を報告した。
次に、受講者アンケート結果による、男女別、年齢別、満足度について説明した。講座全体としては、受講者の9割以上が女性であり、年齢も9割近くが60歳以上の高齢者であり、今後、男性及び50歳以下の受講生増を考えなければいけないが、少子高齢化に伴う勤労や生活様式の変化などにより難しい問題であると説明。
3 施設修繕工事等の実施状況及び計画について
法定点検等で指摘された「浄化槽」及び「消防設備」に関する交換工事は、年度当初に実施済みである。
浄化槽及び給湯器については、来年度当初予算要求が終了した11月に故障等がみられたことから、来年度予算での対応が難しい。そのため、今年度他施設の運営経費の不用額、残金を集めて対応できればと考えている。但し、この2つを合わせて、100万円程度必要なことから、優先順位として、法的規制から浄化槽を最優先にし、給湯器については今年度予算残金での対応ができなければ、令和7年度末の予算残金の調整で対応したいと考えている。
4 その他
「初倉西部ふれあいだより」を9月号から各戸回覧で毎月発行とし、来年度以降も、今年度同様、講座案内を行う7月号を各戸配布、9月号から3月号までを各戸回覧とする予定であることを説明。
その他、防災訓練、館内大掃除、除草・散水作業の実施・計画について報告。
【委員から出された質問、意見及び回答】
〇施設使用料の減額・減免の対象について
➡使用料の減額(半額)は、利用団体の構成員の9割が島田市内在住者であること。免除(無料)対象は、構成員の9割が初倉地区在住であることが減額・免除の対象。
〇浄化槽ブラワ取り換えは今年度内で実施できると考えてよいか
➡今年度予算での対応ができるのではないかと考えている。まだ年度末まで4か月ほどあり、他施設の運営経費の不用額、残金が予測できるのが2月頃と考えられる。そこから、予算残金を集めて対応できればと考えている。
〇防災訓練を2回実施しているが職員だけで実施したか
➡職員のみで実施。
〇・開催講座の受講生について、女性が多いが男性が少ない原因等を検討したことはあるか
➡男性が少ない原因等はわからない。男性が参加できる講座については事務局でも話したことはある。難しい問題であり、どこの施設も同じような状況と認識している。
・「しめ縄作り教室」などは、男性が参加しやすいのでは
➡事務局でも「しめ縄作り教室」については話に上がった事はある。講師等の調整がつけば、来年度の開催に向けて進めていきたい。
(2) 令和7年度 事業計画(案)について
事務局から、資料2に基づき説明。
〈社会教育講座について(概要)〉
令和6年度に開催した講座のいずれも満足度が高かったことから、令和6年度開催の講座をベースとした。
新たに計画しているものとしては、「刺繍教室」と「生け花の寄せ植え教室」。「刺繍教室」については、講師の都合により令和6年度開催できませんでしたが、講師の先生と調整をしたところ実施可能との内諾をいただいたことから開催を計画した。また、「生け花の寄せ植え講座」は、正月用の生け花として12月末に開催を計画しており、「多肉植物の寄せ植え講座」と「生け花講座」のどちらか1つは開催したいと考えている。
小学生を対象とした「こども講座」は、開催を含め、内容、時期については現段階では未定である。
計画(案)には無いが、高齢者を対象とし、男女共参加しやすい「eスポーツ講座」や乳幼児とその親を対象とした「親子体操」も検討中である。
なお、今回提示した講座については、あくまでも現段階の事務局サイドでの計画・案であり、講師の承諾を得ているものではなく、今後、講師依頼等を進める中で、講座が変更される場合もあり、講座開催が可能か否か、講師の就任を承諾していただけるかどうか等について、関係者との連絡・調整をしていきたい。
最後に、委員から意見があれば伺いたいとして、講座を開催するにあたり、募集人員に対して応募人数が少ない場合、講座を開催するか、中止するか、また今後継続していくか悩むところがある。少ない場合にどうするか。また、講座には講師謝礼として予算が措置されている。この予算にも限りがあることから、ニーズの低い講座を今後も継続していくことがどうかという問題もある。こうした場合に講座を開催するか、また今後も継続していくかどうかの判断基準について委員に意見を求めた。
〈修繕工事等について(概要)〉
浄化槽ブロワモータ取替工事及び給湯器取替工事については、今後の他施設を含めた予算残の中で可能な範囲、順位で行っていく予定。今年度中に実施できないものについては、来年度以降へ繰り越しとする予定。また、本年度の修繕費残金で玄関前通路が夜間暗いことから、照明設備の設置を考えていたが浄化槽及び給湯器の突発的な故障が発生したことから、来年度以降に設置について予算要求していきたいと考えている。
【委員から出された質問、意見及び回答】
〇講座の開催時期が9月初旬だとちょうどお茶の時期と重なってしまう。変更できないか。
➡当該施設は例年、お茶の時期を考え講座開始を8月頃からとしている経緯がある。お茶の時期と重ならないよう、9月上旬の日程で講座を行わないようにする。来年度は、講座開催日程を9月及び10月実施講座は、9月下旬から10月中旬(15日)以降とするよう計画する。(特に、パン作り教室)
(3) その他について
運営委員の改選に伴い、運営委員の任期、報酬、会議の開催回数等を説明し、令和7年・8年度委員についての推薦を自治会、しろやまサロン、白寿会、子ども達を見守る会及び初倉小学校湯日地区PTAの5団体へ依頼。推薦状の締め切りを3月8日(土)とした。
以上で会議を終了し、午前10時11分に散会した。
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