第19回『ジビエを学んで食べてみよう』(令和7年1月16日掲載)
実施日/令和7年1月11日
今回は、ジビエ(野生鳥獣のお肉)についての体験をしました。貴重な体験だということで、子どもたちも楽しみに来ていました。
まずはジビエのお話から聴きます。なぜ猟をするのか、猟をするときの道具、命をいただくということについて、ハンターの方のお話を聴きました。単にジビエが食べたいから・狩りが楽しいからという理由で猟をしているのではなく、主にイノシシやシカの被害を防ぐという理由で猟をしていることを知り、子どもたちもびっくりしていました。
続いてジビエの調理に移ります。子どもたちは、猪鍋のためにイノシシの肉と野菜を切りました。6年生を中心に、切りなれないお肉の塊を切ったり、野菜の皮むき・カットをしたりと協力して調理しました。調理後には自分たちで片付けを始める班も多かったです。
煮ている間に、クマの毛皮・シカの角・イノシシの解体の様子の写真を見せてもらいました。クマのふかふかの毛を触ったり、かっこいいシカの角を持ったりと、こちらも普段できない体験で、盛り上がっていました。
いよいよジビエ料理の実食です。猪鍋と、講師の方が作ってくださった焼きイノシシ・ローストディア(ローストビーフのシカ肉版)・シカのカツ・シカのしぐれ煮と、とても豪華な昼食でした。中にはにおいや硬さが気になる子もいましたが、おいしいお肉をおなか一杯食べていました。「普通のお肉くらいおいしい!」「シカのカツが一番好き!」など、ジビエ料理を食べるのを楽しんでいる子も多かったです。
最後に、講師の方がシカの角を一人1つずつくれました。大きさや形がいろいろありましたが、くじ引きで順番に選んで、みんな喜んで持ち帰っていました。
初めから終わりまで、貴重な体験づくしの今回のサタデー。「来年も来たい!」「もっとたくさんやってほしい!」と、いろんな声が上がりました。講師の方々は、今回のサタデーのために、貴重なジビエ肉をくださったり、事前に時間をかけて料理の下準備をしてくださったりと、いろいろな準備をしてくれました。毎回楽しいサタデーができるように動いてくださっている講師の方々には、感謝の気持ちでいっぱいですね。