第21回『炭焼き窯で本格的な炭作り(窯入れ編)』(令和7年1月31日掲載)
実施日/令和7年1月25日
今回は、伊久美地区にある炭焼き窯で炭を作る体験の1回目、炭にする木の窯入れを行いました。今回窯入れをしたものは、4週間後の2月22日に取り出す予定です。
紙も炭になるので、まず初めに、炭にしたい折り紙を作りました。きれいにできあがると、飾り炭として飾ることができます。その後、昨年度まで旧伊久美小へ通う子たちが登下校で通っていたつり橋を渡って、炭焼き窯へ向かいます。のどかな山の風景も楽しみながら、10分くらい歩いていくと、茶畑の中に窯が現れました。
窯付近では、まず講師の方による炭講座を聴きます。今回炭にする木の種類や、炭がどうやってできるか、窯の構造のお話など。少し難しい話もありましたが、絵や実験を見せながらわかりやすく伝えてくれました。
お話の後は、さっそく窯入れ作業に入ります。まずは全員で、炭にする木を運びます。窯の容量になるように作られた場所へ、きっちりおいていきます。木を運ぶ人と積む人に分担し、きれいな木の山ができました。
続いて、窯に木を入れる班と木を切る班に分かれます。木を入れる班は、窯の中を一人ずつ見学しながら、1本ずつ窯に入れていきます。ぐるぐる交替しながら、最後のほうはバケツリレーのようにしながら、窯いっぱいに木を詰めることができました。木を切る班は、講師の方に切り方を教わりながら、窯のすき間に詰めるための木を切っていきます。図工の時間に切る木材よりも堅い木もあるため、みんな一生懸命に切り続けました。
何度か班を交替しながら、協力して窯入れの作業を終えることができました。炭ができあがるまでの間、火の番をしてくださる講師の方々に感謝をしながら、首を長くして待っていましょう。