第3回『お茶摘みをして釜炒り茶を作ろう』(令和7年5月27日掲載)
開催日/令和7年5月24日
今回は、伊久美地区にある茶園でお茶摘みをした後、釜炒り茶製法で製茶をしました。今回お茶摘み体験をさせていただいた茶園は、よく見る1列に整った茶木ではなく、一株ずつが独立した昔からある茶園です。いわゆる新茶の色をした木だけでなく、赤や黒など、木によってさまざまな品種なので色もさまざまです。
講師の方に摘み方を教わった後は、子どもたちが茶園に散らばってお茶摘みを始めました。仲良くおしゃべりをしながら摘む子たちもいれば、いろんな場所へ動き回っていろんな種類のお茶を集めてくる子もいました。「こんなにとれた!」と見せてくれる子もいました。あっという間に、数kgの茶葉が収穫できました。
摘んだ葉は、そのまま大きな釜に入れて、製茶をします。手もみの製茶は、ほいろというものをよく使いますが、今回行ったのはそれよりも昔の製法で、熱した釜の中で炒ったり蒸したりする工程と、洗濯板の上で揉む工程を繰り返して製茶していきます。子どもたちは、熱い釜の中の葉を交代で混ぜていきます。時には混ぜている子をうちわであおいであげるチームワークも見せてくれました。工程を繰り返すうちに、「においが変わってきた!」「どんどん細くなってきた!」と、いろいろな変化にも気づいてきます。
お昼休みの後は、島田市のお茶の歴史のお話。講師の方のお話を、真剣に聞いていました。質問もたくさんしながら、いろんな話を聞きました。お話の後には、『ティーパーティー』が待っていました。『ティーパーティー』は、お茶の飲み比べをするパーティーで、今日作った釜炒り茶、よくあるやぶきた茶という緑茶、ふじえだかおりという品種の緑茶の3種類を試飲しました。色・かおり・味などの特徴を一つずつ覚えて、最後にはお茶あてクイズもしました。「色が違うからすぐわかった!」「これは好きな味のやつだ!」と、いろいろな観点から判断していきます。全2問でしたが、多くの子が2問とも正解できていました。
今年度もようやく初回のサタデーオープンスクールが開催できました。これからもさまざまな体験を計画しておりますので、ぜひ御応募ください。
サタデー日記
畑のサツマイモは、今のところ順調に育っています。他にも、種をまいたエダマメは、鳥に食べられることなく芽が育ちました。今回のサタデーでは、参加した子どもたちが畑の草取りをしてくれました。中には、畑以外の場所の草も山のようにとってくれた子もいて、伊久美小も喜んでいることと思います。