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サタデーオープンスクール活動報告(令和7年度第14回)

第14回『古民家&演劇体験』(令和7年12月1日掲載)

開催日/令和7年11月15日

 今日の活動では、伊久美地区に住んでいる演出家さんと演劇俳優さんと一緒に、みんなで劇に挑戦しました。昨年度の劇の回とは違い、今回は伊久美の古民家で活動をしました。この古民家の改修に携わった設計士さんに、古民家についてのお話を聞いてから、今日だけ呼び合うあだ名を決めて活動に入りました。
 まず初めに、演じる練習から入りました。1つ目は、動物や自然物になりきっていろんな動きをしてみます。犬や猫などのわかりやすい物や、雷などの難しいものまで、みんなで表現してみました。2つ目は、それぞれが紙に書いた好きなセリフを、シャッフルして声に出してみました。どのように読むかは声に出す子が考えます。そのセリフだけを使って、囲炉裏の周りで即興劇にもチャレンジしました。どちらの活動でも自由な考えで、それぞれが思う演じ方で演じていました。
 今回の劇は、伊久美地区に昔から伝わる民話『さいもんさん』を題材に行いました。4つの場面に分かれた物語を、班ごとに担当して演じます。最初に子どもたちに渡されたのは、あらすじや登場人物のリストのみ。台本はありません。班ごとに話し合って、自分たちで台本を作っていくのです。難題かと思いきや、すぐに班ごとで話し合って、配役やセリフを決めていきます。あらすじに沿っていれば自由にセリフを決められるので、どのような劇になるかは班次第。小道具も自分たちで選んだり、紙やモールで作ったりしました。
 午後には、講師の方が用意してくれた衣装を選び、より本番に近い形で、実際に発表をする場所で班ごとに舞台稽古を行いました。立ち位置や向きなどの動きを改めて話し合って決めていきます。舞台稽古の時間は1つの班で10分間。限られた時間いっぱい、話し合いを進めていました。
 いよいよ発表の時。保護者の方も観に来てくれて、10数人の観客の中での発表でした。実際に観客がいるので物怖じしてしまうかと思われましたが、全員堂々と、しかもほとんど台本を見ずに演じていました。4班合わせて10分ほどの演劇を2公演行い、全力で演じ切りました。
 初めは一人でおとなしくしている子も多かったですが、初めの演じる練習や班練習を重ねるごとに、周りの子と打ち解けていき、お弁当を一緒に食べたり好きな事の話をしたり、劇を通してどんどんいい笑顔になっていきました。演劇的にも、友達関係的にも、とても充実した一日でした。

  • 古民家講話
  • 古民家見学
  • 猫になりきる
  • 囲炉裏の周りでセリフを演じる
  • 台本作り1
  • 台本作り2
  • 小道具づくり
  • 動きを考える
  • セリフの練習
  • 1の場面1
  • 1の場面2
  • 2の場面1
  • 2の場面2
  • 3の場面1
  • 3の場面2
  • 4の場面1
  • 4の場面2
  • カーテンコール

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