第16回『冬の古民家でゆったり過ごしてみよう』(令和7年12月5日掲載)
開催日/令和7年11月29日
今日は、伊久美二俣地区にある由緒正しき古民家とその周辺で、一日過ごしました。昔は酒屋として栄えていたお宅で、現在改装中です。今日は、家主の方が、みんなで一日まったり過ごすことができるよう、準備をしてきてくれました。
まずは、家主の方と、改装に携わっている建築士さんのお話を聴きます。古民家の歴史や見どころ、マムシが入った珍しいお酒など、初めて聞く・見るものにびっくりでした。きれいに張られた障子や、完成したばかりの囲炉裏など、珍しいものはたくさんありました。
お話の後は、たき火を作るための杉の葉や枝を拾いながら、周辺の散策をしました。火をつけるときに最適な杉の葉は、山道にたくさん落ちていました。あたりを見渡すと、きれいに色づいた葉や、つやつやのどんぐりなども見つかり、秋真っ盛りという感じでした。
たき火を作るためには、たくさんの薪も必要です。初めて使う斧を恐る恐る持って、薪を割る体験もしました。講師の方が見せてくれたように振り下ろすと、なかなか木に斧が当たらなかったり、当たっても全く割れなかったりと、薪割りはかなり難しいことがわかりました。それでも、慎重に何度か挑戦すると、子どもたちでも薪割りをすることができるようになってきました。
いよいよ、取ってきた杉の葉や薪を使って、マッチで火をおこします。マッチも普段あまり使わない道具なので、つけるのに時間がかかる子もいましたが、どの班もたき火を作ることができました。うちわであおいだり、火ばさみで新しい薪をくべたり、講師の方に手伝ってもらいながら、ほとんど自分たちの手でたき火を燃やし続けます。3人で協力して、自分たちのたき火を作りました。
焼き芋を作るのに最適な状態になったら、サツマイモの準備をします。きれいに洗ってキッチンペーパーを巻き、アルミホイルで包んで完成です。たき火の中にセットし、お弁当を食べながら気長に待ちます。竹串で焼け加減を確認し、出来立てをパクリ。あっつあつなので気を付けながら食べると、とっても甘いお芋が口いっぱいに広がりました。マシュマロ焼きにもチャレンジし、みんなでワイワイ楽しく過ごしました。
古民家の改装が完成すると、一般の方でも泊まったりすることができるようになるそうです。今度は家族で、まったりしに来るのはいかがでしょうか。







