今年、静岡県内初となる風しん患者が発生しました。
平成30年9月3日、西部保健所管内及び東部保健所管内の医療機関から、風しんの発生について届出がありました。
風しんは、今年の夏ごろから首都圏を中心に届出数が増加しており、今後、県内においても拡大する可能性がありますので、感染拡大防止のため、注意換気いたします。
風しんについて
- 風しんは、発熱、発疹、リンパ節の腫れなどを特徴とする病気です。
- 風しんウイルスによる感染症で、咳やくしゃみなどの飛沫で感染します。
- 特効薬はなく、症状を抑えるための治療が中心となります。
- 風しんに対する免疫を持たない女性が、妊娠中(特に週数20週頃まで)に風しんに感染すると、白内障、先天性心疾患、難聴を主な症状とする先天性風しん症候群の児が生まれる可能性があります。このため、特に妊娠中の方は、風しんに感染しないように注意することが必要であり、家族からの感染や職場における感染にも気をつけることが重要です。なお、妊娠中又は妊娠の可能性がある場合、予防接種を受けることができません。また接種後2ヶ月程度は妊娠を避けるなどの注意が必要です。
注意喚起
- 風しんの予防のためには、予防接種が有効です。定期予防接種の対象者は接種をお願いします。
定期接種対象者
第1期:1歳以上2歳未満、第2期:小学校入学前の1年間
- 風しんの罹患歴がなく、ワクチン接種歴がない又は抗体検査で免疫があることを確認できない場合は、任意でのワクチン接種を検討してください。
- 飛沫により感染するすることから、外出後は手洗いをしっかり行いましょう。
- 発熱、発疹など、風しんを疑う症状がある場合は、あらかじめ医療機関に連絡の上、受診してください。受診の際など外出時にはマスクを着用し、妊婦との接触を避けましょう。
島田市風しん予防接種の助成について
島田市では、風しん予防接種の助成を行っています。
助成対象者などの詳細については、風しん予防接種の公費助成(成人)をご覧ください。