(1)小澤会長あいさつ
(2)ワールド・カフェについて(振り返り)
9月30日にペアレントサポーターと社会教育委員の合同で実施したワールド・カフェと猿田常葉大教授の講義の振り返りを行った。ワールド・カフェは、各テーブルでまとめた成果物を基に参加した委員から、それぞれ振り返りの発表を行い、その後、事務局から猿田教授の講演内容の概要を説明し、出席委員からそれぞれ感想を伺った。
(3)ライフ・ステージ「~しまだ型人生区分~」について
今回も南條課長がファシリテーターを務め、前回に引き続き11区分についてのペア・ワークを展開し、区分けや各期の学習目標について協議した。
※今回実施したワーク結果は次のとおり。
- 猿田教授の講義を聞いての感想
- 島田型のライフ・ステージの区分は多すぎるのではないかと感じたが、伝える側としてはこれだけの区分があった方が分かりやすいと感じる。
- 昔は三世代の家庭が多く、風習などは生活する中で自然と覚えていった。今は核家族が増え、風習を学ぶ機会が失われている。
- 生涯学習社会とは、いつでも、どこでも、誰でも、必要なときに学ぶことができる社会。「いつでも」とは、24時間、年中無休であるということが印象的だった。
- 島田型の人生区分は明確で良い。これまでの大綱は大まかすぎた。
- ハヴィガーストとレヴィンソンでも人生区分の考え方が違うので、時代の変化に応じて生涯学習の考え方も変えていかなければならないと感じた。
- 静岡市の学びのサイクルを島田にも取り入れたいが、個人の学んだ成果をどのような方法でまちづくりに結び付けていくのか難しい。
- ふじのくに型人生区分は、青年期が18歳から45歳、壮年期が46歳から76歳と幅があり、その区分で同じ考え方ができるのか疑問がある。島田型は若干多いように感じるが、分かりやすい区分ではないかと感じる。
- 島田型人生区分について
- 小中高は、勉強や体験、仲間作り、家族とのふれあいなど、社会へ出るための基礎作りの時期なので、少年期はそのままの7歳から18歳までの一括りで良い。
- 黄金期と高齢期(後)は、客観的には一緒でもいいのではないか。
- 壮年期(後)は、仕事をしているか、していないかの影響が大きい。今後、退職年齢が上がってくることや、自営業だと年齢は関係ないため、壮年期は一つにまとめてもいいのではないか。
- 黄金期と高齢期(後)、高齢期(前)と壮年期(後)、壮年期(前)と青壮期、青年期(後)と青年期(前)、幼児期と乳児期をまとめた方が、それぞれの目標を立てやすいのではないか。
- ふじのくに型人生区分のように、黄金期と高齢期(前)(後)で老年、壮年期(前)(後)と青壮期で壮年、青年期(前)(後)を青年、幼児期と乳児期を幼年とし、その横に11分割の島田型人生区分を設定すれば目標も立てやすいのではないか。
- 人生区分各期の学習目標について
- 老齢期【黄金期、高齢期(後)、高齢期(前)】
- 自分の健康に気をつけて、人に迷惑をかけずにいることが地域の貢献に繋がります。
- 健康でいられる自分を作り、生きがいを見つけていきいきと暮らします。
- 地域のおばさんになります。
- 次世代に伝えることで、新しい自分を作ります。
- 病気をしないようにします。
- 壮年期【壮年期(後)、壮年期(前)、青壮期】
- 仕事や家庭が充実し、社会貢献をします。
- 老齢期になっても繋がりのために地域に貢献します。
- 趣味を活かして地域との関わりを持ちます。
- 後輩を育成します。
- 青年期【青年期(後)、青年期(前)】
- 将来を見通す人生の節目を学びます。
- 職場や家庭でいろいろな人と関わり交流することで成長します。
- 少年期【少年期】
- 遊びや勉強を通して体験する喜びを持ちます。
- 仲間や家族との思い出を作ります。
- 乳児期【幼児期、乳児期】
- 愛されることを喜びます。
- 友達と遊びます。
- 親と子で遊ぶ中で人の土台を作っていきます。
- 初めて家族以外との人間関係を学びます。
※猿田先生が示したライフ・ステージごとの発達課題を解決できる目標を設定していけばいいのではないか。
【発達課題】
- 集団の中での自分づくり(乳幼児期・少年期)
- 社会への参画(少年期・成人期)
- 家庭・地域・職場での活躍(成人期・成熟期)
- 新しい自分づくり(成熟期)
- 次回会議:11月27日(月曜日)19時~島田市役所会議棟(C会議室)
- 次回は2班に別れてKJ法を取り入れたグループセッションを行う予定。各期の自己実現目標をまとめていきたい。
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