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平成28年度第5回社会教育委員会開催

平成28年度第5回社会教育委員会開催

会議の名称 平成28年度第5回社会教育委員会
開催日時 平成28年11月29日(火曜日)午後7時から
開催場所 島田市役所金谷公民館(2階)会議室3
会議の議題
  1. 家庭教育支援の在り方について
会議の公開または全部もしくは一部の非公開の別 公開
公開の場合傍聴人の定員 3名
傍聴手続き なし
会議を所管する課の名称 島田市教育委員会社会教育課(TEL 46-5625)

平成28年度第5回社会教育委員会開催報告(平成28年12月8日掲載)

出席者の氏名等 社会教育委員/坂部泰男、鈴木尚子、園田隆之、廣瀬佳朗、冨澤安夫、今村真弓、田代保廣、北川美幸
健康づくり課/鈴木健康支援係長
教育委員会/南條社会教育課長、坂巻青少年係長、河野青少年係主査、伊藤社会教育係長/計13人
公開の場合の傍聴人の数 0人
会議の結果 【議題】「家庭教育の在り方について」の検討
  • 課長説明
    委員長の挨拶に関連して気になるポイントとして、
    • 配偶者控除の税制改正については、女性の働き方が変わる可能性があり、それに伴い家庭での有り様が場合によっては大きく変わる家庭があるかもしれない。
    • 家庭教育法の改正方針については、情報を収集しているが、県にも入っていない状況である。18年度の教育基本法の改正時の家庭教育の改正部分を確認してみたが、大きく変えたところはないが、家庭の教育力が落ちているからしっかりみんなでやりましょうという内容になっている。
    • 乳幼児ということはあるが、0歳から高齢者まで、健康事業から見える家庭の有り様について、鈴木係長から説明してもらう。
  • 健康づくり課鈴木係長から資料1に基づき、事業の説明があった。
    • 0歳時からのアプローチは、教室や講座もあるが、母子、家族の健康として、家庭訪問事業、健診事業、健康相談事業をやっている。
    • お子さんが1歳の誕生日を迎える時期に復職するお母さん方が多い。健診は母子保健法の中で決まっているが、仕事との調整が難しいなど健診を受けないお子さんもいる。
    • 病気の発見や成長発達のチェックだけが健診の目的ではなくなってきている。それに加えて、お子さんの節目におけるこれからの見通し(例えば、4ヶ月で首が据わったあと、何ヶ月でハイハイができるか)など、いろいろな情報提供の場、お母さんをサポートする場となっている。
    • 予防接種には、定期(行政でお金を負担する)と任意(保護者の意向)がある。「注射をもって病気の予防をしない」と予防接種をしない保護者も最近はいる。ただただ、注射を受けてくださいとお願いしている訳ではなく、病気になったときのリスクなどの情報を伝えながら予防接種を勧めている。
    • 離乳食の教室を行っているが、相談も多い。子どもに一口与えたら嫌がったのでそれで止めたとか。情報が少ないとか、不慣れということがあると思うが、お母さんの育児ストレスを溜めないように、相談の場を情報提供や啓発の場としている。
    • フッ素塗布…1~4年生に2回/年実施。塗布の効果の説明や磨き方の指導をしている。
    • 各種健診は、意識の高い方が受ける。何年も受けていない方がいざ受けると異常のある方が多い。受けた方には毎年続けてもらうようにアプローチをしている。受けない方には、タイミングを見計らい、あの手この手を使って受診勧奨している。
    • 食育(食推協食生活改善活動や栄養講座)についても、意識の高い方が受講している。また、産業まつりなどの行事でも普及活動をしている。
    • 「健幸マイレージ」は、健康に関心があまりない方にも取り組んでもらおうと始めた3年目の事業。健康に良いことと言われているのは、「食事・運動・社会参加」。それらに取り組んでもらっているうちに習慣付けてもらおうという狙い。
    • 意識の低い方や健診を受けてくれない方へのアプローチが課題である。
  • 協議(懇談)
    • 乳幼児健診で苦労している点は。
      →乳幼児健診を受けてくれないお母さんもいる。現在は、安否確認の意味もある健診なので、虐待予防や居住の確認として重要である。
      受診しない方は決まっている。1人目に来ないと2人目も来ない。未受診が続けば、家庭訪問に夜間でも伺うし、祖父母のところに居ると判ればそちらにも伺う。
      →今いろいろな情報がある中で、お母さんのポリシーというか、食のことやリトミック、教室の考え方のことなど、主張される方がいるが、これが正解という育て方というのはないので、お母さんの思いは受け止めて、こちらでお伝えしたいことはお話しをさせてもらっている。
    • 保健事業には身体的なものと心のものがあると思うが、心の保健事業はどこで対応しているか。
      →健康相談事業があたる。最初から心に問題があると認識して相談にみえる方は少ない。まず困りごとがあって相談に来る方に対しては、健康相談で受け止めて、状況に応じて、医療機関に繋ぐか各種相談機関を紹介している。一般のかたには、睡眠の注意事項やストレスの予防講座を保健委員の活動や健康講座の中で取り組んでいる。健康増進計画の中で、メンタルヘルスとしての取組みがあるので、関係機関による検討会を行っている。
    • 発達障害は、子どものときに判ればいいが、大きくなってから判ると、保護者が自分の育て方が悪かったのではとなってしまう。子どもが小さいときに専門家が対応する島田市の部署はどこか。
      →子どもの特性が強い場合は医療機関から上がってくることが多いが、赤ちゃんの家庭訪問や乳幼児健診が全数の把握となるので、ここでの面接を経て、特性が強い場合には臨床発達心理士が2次の発達検査を行い、保健の部分と発達を取り扱う子育て応援課で連携し、親子学習会(つくしんぼ)で1次療育をしていく。その際は、医療機関や療育施設と連携もしていく形になる。就学時には、学校支援委員会が関わってくる。
      →社会教育課、子育て応援課、福祉課も入って、0歳から35歳までの発達障害の方にとって、最適な支援をどのようにしていくか包括的にやっていこうとなっている。3歳児健診から就学時健診の間のサポートがないというのが課題。3歳以降、幼稚園・保育園にいる間に、親の同意を得て、関係者が育成支援を行っていくのが大事である。
    • 障害者施設に関わっている中で、保護者の取組み方が弱いのは感じる。機会を作っても参加しないことが多い。
    • 意識が低い親、繋がりを持たない親はどうしてもいる。繋がらない親はどうしたらいいか。
      →どう関わっていいか課題である。
    • 3歳までの乳幼児健診に来ない方がいるというのにびっくりしたが。
      →受診が難しい場合には個別の訪問などで把握している。受診率は95から98%までいっている。
      【後日確認後の訂正】
      幼児期の集団健診(1.6歳と3歳)の受診率は近年98.5~100%
    • 大阪の事件のようなことは?
      →そういうことのないように取り組んでいる。赤ちゃん訪問は100%。
    • 計画に対する達成率として98%といえば、普通からいったら大成功のような感じの数字だが。
      →居所不明は0。入国管理局に照会することもある。重度の病気があって入退院を繰り返し医療機関で状況が確認できるので健診を受けない子どももいる。健診の対象者は、住民票があるお子さん。
    • 住所があって、健診を受けない理由はどんなことが考えられるか。
      →長期療養しているお子さん。海外居住のお子さん。
    • 健診は平日、月2回実施か。
      →小児科の先生の診察、歯科医師の診察があるので、臨機応変にはできない。保健師が出向いて発達確認はできるが健診にはならない。
    • 母親にいかに受けさせるかの教育が必要である。
    • 職場の問題も絡んでくる。職場の配慮が必要。
    • 受けたいけど受けられないという人がいるのかも。
      →赤ちゃん広場に来たお母さんは、自分の生活習慣が悪いので、そういう所に行くのが怖いという。大丈夫だよと声掛けをしたが。何か言われてしまうかも身構えてしまうようだ。親に成りきれないお母さんもいる。
      →3歳の健診では、「お名前は?」とか「何歳?」と練習している親子もいる。成果を求める親も増えている。月齢に応じた子どもさんの発達状況をお母さんが理解できていないという場合もある。
      →たくさん集まると比較になってしまう。
    • 母子健康手帳を交付するには、医療機関から妊娠届出書を貰って提出する必要がある。妊婦健診の助成券を出すので証明としてほしくなる。そのときに、妊娠中の経過・産後里帰りするか・育児支援の手の有無等の聞き取りを行って、お母さんとの関係を作っていく。母子健康手帳の面談に30分ほどかかる。
    • 保育園にある10箇所の子育て支援センターに妊娠中から出掛けてもらって、先輩ママと交流してもらうマイ支援センター登録も促している。相談窓口として何かあったら、ここに相談してと、意識付けをしている。
    • ポリシーを持ったお母さん達というのはどういう人達なのだろう。
    • 3歳から6歳までがブラックボックスになってしまう理由。健診ができない理由。費用や人材の問題なのか。母子手帳は7歳まで書くところがあるにも関わらず。
      →公立保育園はあるが、幼稚園は私立のみ。私立は市の関与が難しい。
      →子育て支援課の発達部門が支援する形になっている。年齢で区切った形での健診はやっていない。
    • 先進地だと幼稚園の先生に気になる子がいた場合、支援チームにきてもらい、みて判断してもらい、先生と保護者とスタッフの三者で一番いい支援策の計画を作る。島田はそこがないので。
    • 幼稚園や保育園の年代は、両親や祖父母等関わる人が多いので、上手に活用したらどうか。
      →健診の段階では医学的な見地からはっきりさせていくが、そこへひっかからない子がポイント。幼稚園の先生に呼んでもらって気になる子をみんなで考えるのが一番大事。そこで作ったものを小学校に上げていく。子育ても応援課でも相談部署を設置した。制度的に繋がる仕組みを作る必要がある。「巡回相談」をやっている。
    • 予防接種を受けさせないお母さんがいるのにはびっくりした。
      →予防接種を受けさせない親イコール健診未受診ではない。身体に薬を入れさせたくないという理由とか。自然治癒力を高めるために、異物を入れない。宗教的にという方もいると思う。強制的に行ってくださいということはできないので。
    • 情報の選択を間違えると影響が大きくなる。
      →SNSの影響を感じる。いろいろな動画がアップされている。離乳食の食べ方とか。動画どおりに食べないけど異常でしょうかとかの相談もある。
    • 学校と健康づくり課との連携は。
      →フッ素塗布は保護者の賛同が得られた児童のみ。赤ちゃんとのふれあい講座、タバコの教育、骨粗しょう症に絡めた生活改善の話し(高校)、正しい妊娠・出産の話し(高校)
    • 発達障害のレッテルを貼られたくないという保護者の意識
      →いつ、どの時点で、保護者が子どもの特性が納得できて、子どもに合ったところを選択できるか判らない。1歳6ヶ月からの子どもの特性は正確に保護者に伝えるようにしている。
      →親が納得して進めていく必要があり、幼稚園・保育園の段階で支援しないと掛け違いのままになってしまう。
    • 発達障害というのは、“障害”というネガティブな部分が出るから、保護者が隠したくなる。エジソンやアインシュタインもそう、優れたところを見つけていけば保護者は納得するのでは。
    • 専門家がチームになって、多方面から考える。小学校の先生の経験のある人がチームに入って、「小学校に入ったら、こうなっていたらいいよ」と声をかけるのは効果があると各所で聞く。相談の専門部署にも小学校教員の経験のある人が入ると聞いている。
    • 健康づくり課の事業一覧をみても、きめ細やかに一所懸命やってくれていると思う。私の活動もいろいろなところに関わっているので、保健師さんの思いが伝わってくる。気になる点は、未受診の方が何%かいるということだが、お母さんの心が病んでいる人が行けないのでは。うつ状態のお母さんから相談が私にあった。もっと専門家のところに行ったら、勧めるが行けないようである。何言われるか判らないとか、みんなに判ってしまうと。心が開けるのは身近で、この人なら大丈夫と思う人でないと相談できないようである。小さいコミュニティに関わっている人達に情報を伝えていけば、その人達が動くかなと思う。私が活動している親子体操などの小さなコミュニティの中で、いろいろな悩みを言っていく。
    • 体操教室の体験に来て、実際にやってみた結果、正式に入るのは、どうしても難しい子どもの保護者に、言葉を選んで「幼稚園とかが慣れてから入ったらどうか」と勧めても、次の日、あの言葉で病んでしまったと。眠れなかった、どうして入れてくれないのか。お母さんはすごく繊細である。先ほどの幼稚園の先生が気になる子を専門家に見てもらう。見てもらうのは保護者がいないからいい。保護者に伝えるのは難しいと思う。先生としては大丈夫だよと言うしかないと思う。
    • 先進地も数年かかっている。支援の専門家が幼稚園の先生に頼りにしてもらう状況までもっていかないとならない。
    • 母子健康手帳交付するときもお母さんの心療内科や精神科の受診歴を聞く。それぐらい、妊娠・出産というのはホルモンバランスも変わると同時に、気持ちにもストレスがかかる。そこの時点から相談をかけてもいい窓口だと思ってもらえるようにしている。言葉を選んでお母さんに接している。いつどこでスイッチが入るか判らないので、配慮しながら面接等を行っている。
    • お母さんを一人にできるだけしないほうがいいと言われているので、お母さん方が集まる機会を増やしていこうと考えている。
      →現状では保健師を保健センターから地区に配置することは難しいので、地域に出張型で声を拾えるような場を設けていくことは効果的だろうと思う。
    • 母子健康手帳をもらうときは、金谷町時代は、夫婦で来るようになっていたと思う。(土日設定)これから起こる大変な子育ての話しを一緒に聞く。地域の方々もいるが、頼れる一番は旦那さん。
    • 未入籍の方もいたり、いろいろな方がいる。
    • 家庭でやるしつけ、食育はあるか。夜遅くに子どもがスーパーにいる。
      →早寝、早起き、朝ごはん
      →乳幼児健診のときに食べた献立を書いてきてもらい確認、助言している。基本的な生活習慣も記録してくる。
    • 幼稚園や保育園でもやっている?
      →保育園の乳児は、食べたもの、起床時間、便の回数等の報告提出をしている。幼稚園はプールの活動のとき、起床時間、便の回数等のチェックをしていると思う。必須の指導要綱に入っている。
    • 予防接種を受けていない人の割合は、実数は
      →数%。子ども年間750人ぐらい。数人。改めて確認してくる。
    • 諮問の議題は、「家庭教育支援の在り方について」か「家庭教育の在り方について」なのか確認したい。
      →「家庭教育の在り方について」でお願いしたい。
【その他】
  1. 第58回全国社会教育研究大会千葉大会兼第47回関東甲信越静社会教育研究大会参加報告
    • 坂部委員長、園田委員、田代委員から報告をしていただいた。
  2. 成人式について(青少年係)
    • 平成29年1月8日(日曜日)に実施し、社会教育委員さんには、受付業務を担当していただきたい。
    • 式典内容を説明。
    • 坂部委員長は主催者、来賓として出席をお願いする。
  3. 平成29年度中部地区社会教育委員連絡協議会志太地区研修会について
    • 来年度は島田市が会場当番となるので、会場及び開催内容について、次回会議で協議をお願いしたい。
提出された資料等
会議を所管する課の名称 島田市教育委員会社会教育課(TEL 46-5625)
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