地域学校協働本部事業とは
島田市では、地域と学校が連携・協働しながら地域全体で子供たちの学びや成長を支え、「学校を核とした地域づくり」を目指した様々な活動を行う「地域学校協働本部事業」に取り組んでいます。地域学校協働活動推進員を各学校に配置し、地域住民等と学校との連絡調整を行うことで、授業補助や、読み聞かせなど、地域ぐるみで子供たちの学びや成長を支える活動を行っています。
学校・家庭・地域の連携・協働イメージ図(PDF 386KB)
これまでの取り組み(令和4年4月27日更新)
近年、教員の教育活動以外による業務量増加や、地域の教育力低下が指摘される中、こうした状況を改善するために、平成18年に教育基本法が改正され、学校・家庭・地域の連携協力に関する規定が新たに盛り込まれました。その具体的な方策として、平成20年度より「学校支援地域本部事業」が開始され、平成30年度から事業名を「地域学校協働本部事業」と変更し実施しています。島田市では、平成23年度から大津小学校をモデル校として開始し、令和3年度は市内全中学校区、令和4年度からは全ての市立小・中学校で地域学校協働本部事業を実施しています。
【平成23年度~】大津小学校に本部を設置
【平成25年度~】島田第二中学校区に本部を設置
【令和元年度~】島田第二中学校区、初倉南小学校に本部を設置
【令和2年度~】市内6中学校区に本部を設置
【令和3年度~】市内全中学校区に本部を設置
【令和4年度~】市内全市立小・中学校に本部を設置
期待される効果
子供たちへの効果
- 地域住民と交流することにより、様々な体験や経験の場が増え、コミュニケーション能力の向上につながる。
- 地域で活動することにより、地域への理解・関心が深まる。
- 地域の方から様々な場面で誉められることで、自己肯定感が高まる。
- 地域への恩返しのため、地域貢献活動を模索・実践し、地域の担い手としての意識が高まる。
学校への効果
- 教育活動の中で子供たちを見守る目が増えることにより、子供たちが安心して学べる学習環境づくりにつながる。
- 教育活動への理解者が増えることは、学校や先生の理解者を増やすことにもつながる。
地域への効果
- 地域住民のボランティア志向や、地域の子供たちは自分たちで育んでいこうという意識が高まり、地域の教育力向上につながる。
- 地域の活性化、地域住民の生きがいづくりや自己実現につながる。
地域学校協働活動推進員とは
事業を推進するためには、社会教育法に基づき、市教育委員会が委嘱する地域学校協働活動推進員(通称:コーディネーター)の役割が、必要不可欠です。
島田市では、全ての市立小・中学校にコーディネーターを配置しています。コーディネーターが学校や地域住民、企業、団体との連絡調整などを行い、学校と地域をつなぐ役割を担っています。
コーディネーターの主な役割
- 地域の教育支援活動における連携の調整
- 学校や地域団体などとの連絡調整
- 学校ボランティアとの交流・情報交換 など
令和6年度コーディネーターの紹介(令和6年4月1日更新)
学校名 | コーディネーター |
島田第一小学校 |
榊原 直代 増田 裕子 松下 昇 中澤 雄藏 萩原 治男 |
島田第二小学校 | 小澤 啓次 |
島田第三小学校 | 髙橋 久恵 |
島田第四小学校 | 髙杉 陽子 |
大津小学校 | 高橋 理恵子 |
初倉小学校 | 塚本 展子 |
島田第五小学校 | 松本 佳代子 |
初倉南小学校 | 井澤 美奈 |
六合東小学校 | 小長谷 有希 |
金谷小学校 | 登澤 真理 |
五和小学校 | 加藤 はる美 |
川根小学校 川根中学校 |
吉川 元仁 |
六合小学校 六合中学校 |
髙橋 恵津子 |
島田第一中学校 | 藤田 和子 |
島田第二中学校 |
新間 たか子 待井 尚世 大石 歩真 |
初倉中学校 | 大塚 政浩 |
金谷中学校 | 鈴木 尚子 |
これまでに地域ボランティアが実施した活動(一部抜粋)
- 学校の花壇や校庭などの学校環境整備
- 読み聞かせ活動
- 家庭科の授業におけるミシンや調理実習の補助
- 総合や生活科の授業における地域の紹介、案内
- 運動会の準備、補助
- 夏休みにおける学習会の実施
(川根小学校での花壇整備の様子)
参考サイト
- 静岡県ホームページ(ふじのくに)「地域学校協働活動推進事業」(外部サイトへリンク)
- 文部科学省「学校と地域でつくる学びの未来」(外部サイトへリンク)