市新庁舎建設工事の進捗状況(令和4年4月27日掲載)
新庁舎では、大地震が起きた後でも防災拠点として庁舎の機能を維持し、迅速な災害対応ができるようにするため基礎の部分に免震構造を採用しています。
工事現場では、先月15日に大阪府堺市の工場において製品検査を行った免震装置が搬入され、基礎の上に設置する工事を行っています。新庁舎では、球面すべり支承44台とU型鋼製ダンパー10台を組み合わせて設置します。
下の写真は、工場において新庁舎に設置される免震装置の規格や性能などを検査している状況です。
球面すべり支承は、上下の球面上のすべり板の間にスライダーと呼ばれるステンレス製の鋼材が組み込まれており、地震の揺れを建物から切り離して振り子のように移動することで地震エネルギーを大きくゆっくりと吸収しつつ、建物をもとの位置に戻す機能を有しています。
U型鋼製ダンパーは、U型の鋼材が繰り返し変形し、地震エネルギーを吸収し、揺れを低減する機能を有しています。
下の写真は、工事現場において球面すべり支承を設置している状況と設置が完了した後の状態です。
下の写真は、工事現場においてU型鋼製ダンパーを設置している状況と設置が完了した後の状態です。