国指定史跡「島田宿大井川川越遺跡」保存管理計画

保存管理の方針

「島田宿大井川川越遺跡」は江戸時代の川越制度を物語る川会所や番宿などの主要施設跡が残る貴重な遺跡として、昭和41年8月1日に国の史跡に指定されました。さらに、稲荷神社などが追加指定されました。島田市としても『島田市総合計画～後期基本計画～』のなかで、地域住民との連携のもと、川越遺跡の整備・保全や史跡を活かした景観の形成などについて計画的に進めていく必要があると提言しています。

島田宿大井川川越遺跡保存管理計画はこの貴重な史跡を後世に伝えていくため、保存管理の方針を示したものです。

概要

本計画では、川越遺跡の史跡としての価値を明確にし、現状と課題を整理したうえで、適切な保存管理のための現状変更の取扱基準や今後の追加指定および整備活用に関する方針を示しました。また、計画では遺跡の景観を保存・継承するため、指定地外の史跡の価値と密接に関係する諸要素も含めた包括的な保存管理を目指しています。