川根温泉源泉井戸から湧出している温泉付随ガス(メタンガス)を利用して、コージェネレーションシステムを構築し、施設のランニングコストを軽減するとともに、温室効果ガスを削減しています。
川根温泉からは、毎時30立方メートルの付随ガスが湧出しており、その約86%がメタンガスです。
発電した電力は「川根温泉ホテル」に、回収した熱は併設の日帰り温泉「ふれあいの泉」に供給しています。
事業概要
- 大気放散していた付随ガスを燃料としたコージェネレーションシステム(最大100キロワット:25キロワット×4)
- 川根温泉ホテルの使用電力の約6割を賄うことができます。
- メタンガスの大気放散をなくしたことにより、年間で約3,340トン-CO2の削減効果があります。
- 既存エネルギーの削減したことにより約543トン-CO2の削減効果があります。
- 災害等による停電時にも電力使用が可能です。
川根温泉メタンガス発電システムフロー
川根温泉から湧出するガスは、コージェネレーション3基が24時間運転できるガス量です。
本施設では、25キロワットのコージェネレーションを4基設置し、夜間の消費電力が少ない時間は、1~2台運転でガスを貯め、電力負荷の高い日中などに4台運転を行うことで、効率よい運転ができるようになっています。
その他
- コージェネ大賞2017にて「民生部門 優秀賞」を受賞しました。…コジェネ財団HP(外部ページ)