島田市役所新庁舎整備事業は、国が行う「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」に採択されています。
サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)とは、国土交通省が先導性の高い建築物の省エネ・省CO2や木造・木質化に係るプロジェクトに対し支援を行う事業で、採択にあたっては、単に建築物の省エネ・省CO2技術の先進性だけではなく、地域への取り組みの広がりや市民の意識啓発に寄与するなど「普及性・波及性」も評価の対象とされました。
新庁舎整備事業は、地下水熱の利用や卓越した西風を利用した自然通風など地域特性を活かした自然エネルギーを最大限に活用する取り組みなど、地方都市の庁舎建築として意欲的で、地域への波及性も期待できるものと評価されました。
市役所新庁舎の概要について
新庁舎は、大井川から生まれる地域資源(風・水・木)を最大限に活用し、低炭素化と持続的発展を両立する新しい環境まちづくりの拠点として地域社会を先導します。
構造 | 鉄筋コンクリート造(免震構造) |
規模 | 地上4階 |
延床面積 -新庁舎 -倉庫棟 |
約11,700平方メートル 約11,250平方メートル 約450平方メートル |
設計者 | 株式会社石本建築事務所 |
サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)への提案概要について
- 大井川から吹きおろされる心地よい風を取り入れる建築設計
- 広大な大井川扇状地が生み出す地下水熱を利用した空調システム
- 大井川流域産の良質な木材を積極的に活用して地域経済の活性化を図る
- 市内で作られた環境にやさしい電力を新庁舎に供給し、市内全域の低炭素化を進める