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なくそう!受動喫煙

望まない受動喫煙をなくしましょう

たばこから立ち昇る煙や喫煙者が吐き出す煙にも、ニコチンやタールはもちろん多くの有害物質が含まれています。

本人は喫煙しなくても、身のまわりのたばこの煙を吸わされてしまうことを「受動喫煙」といいます。受動喫煙との関連が【確実】と判定された肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、乳幼児突然死症候群の4疾患について、わが国では年間約1万5千人が受動喫煙で死亡しており健康への影響は深刻です。

吸い殻にも有害物質が含まれており、生物や環境への影響は計り知れません。

たばこ火災にもつながるため、吸い殻は適切に処理しましょう。

たばこの煙の到達距離は直径14m(風のない状態)

ひとりの喫煙者によるたばこの煙の到達距離は直径14m(約95帖)。

喫煙者が複数であったり、風のある状態ですとさらに遠くまでたばこの煙が届きます。

屋外でたばこを吸えば問題ないと思っていませんか?

たばこの煙が行く先にこどもや病気を抱えた方がいるかもしれません。

たばこの煙は想像しているよりも遠くまで届くことを知ってください。

加熱式たばこについて

近年、急激に普及している加熱式たばこは、においや有害物質が少ないと宣伝されていますが、健康影響や禁煙を阻害するリスクが報告されています。

紙たばこ同様にニコチンや様々な発がん性物質が含まれており、安全な嗜好品とはいえません。また、目には見えない煙にも有害物質が含まれており受動喫煙を生じさせます。紙たばこと同様に吸う側の配慮が必要です。

こどもへの影響について

こどもの前でたばこを吸わなければ被害は防げるでしょうか。

家庭内に喫煙者がいるこどもの尿からはニコチンが検出されることが分かっています。

空気清浄機の利用や換気扇付近での喫煙では、受動喫煙は防げません。

喫煙者の服や髪、吐く息には有害物質が含まれており、こどもたちは知らず知らずのうちに長期間にわたり被害を受けます。
生活環境を自ら選ぶことができない子どもは受動喫煙の最大の被害者です。
煙草を吸わないことが、受動喫煙防止の一番の対策です。

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは

何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因のわからない病気で、窒息などの事故とは異なります。
令和4年には年間47人の赤ちゃんがSIDSが原因で亡くなっており、乳児期の死亡原因では4位となっています。
SIDSの予防方法は確立していませんが、以下の3つのポイントを守ることにより、SIDSの発症率が低くなるというデータがあります。

1)1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう

2)たばこはやめましょう

3)できるだけ母乳で育ててあげましょう

その他

こちらもご覧ください。

たばこをやめたい人へ

さあ禁煙を始めよう(外部リンク 日本医師会)

受動喫煙対策(外部リンク 厚生労働省)

受動喫煙防止について(外部リンク 静岡県)

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