現在の日本においては、戦争を知らない世代が人口の8割以上を占め、多くの尊い命を失った歴史的記憶は薄れゆく状況にあります。しかし、世界に目を向ければ今なお各地で絶え間ない戦争やテロ行為に苦しんでいる人々がいます。
こうした現状を受け止め、亡くなられたすべての人々を追悼するとともに、戦争による惨禍が再び起こることのないよう世界の恒久平和を願い平和祈念事業を実施しています。
【主催:島田市、企画・運営:島田市平和祈念事業実行委員会】
令和6年度の活動について(令和6年2月2日更新)
令和6年度、平和祈念事業の実行委員として活動してくれる高校生を募集します。
若い世代をはじめとする多くの方々に平和への関心を深めてもらうため、皆さんの想いやアイデアを私たちと一緒に具体的な形にしてみませんか?
令和7年には、終戦80年の節目を迎えます。2年連続の参加も大歓迎!あなたのご応募をお待ちしています。
応募資格
島田市内在住又は在学の、新高校2年生、新高校3年生(令和6年度時点)
募集人数
5人~10人程度
活動内容(予定)
- 企画ミーティングへの参加(月1~2回、平日放課後又は土日の1、2時間程度)
- 島田市平和祈念事業への参加、運営
- 島田空襲被爆者慰霊のつどい 令和6年7月26日(金曜日)
- 島田市平和祈念式典 令和6年8月15日(木曜日)
- 島田市平和祈念事業展示準備等 令和6年8月15日付近の2日程度
活動期間
令和6年4月~10月
応募方法
令和6年2月21日(水曜日)までに、下記のいずれかの方法で応募してください。
- 応募用紙に必要事項を記入の上、実行委員会事務局(市民協働課)へ提出
※持参、郵送、メール(市民協働課 shiminkyodo@city.shimada.lg.jp)、FAXのいずれの方法でもかまいません。
※メールの場合は、必要事項をメール本文に入力してください。
募集要項・応募用紙(PDF 842KB) (別ウィンドウで開きます) -
下記の申込みフォームから応募
こちらから応募してください(応募フォームが開きます)
注意事項
- 必ず保護者の同意を得た上でお申し込みください。
- 活動にかかるケガ等への損害保険は実行委員会で加入します。
- 連絡手段として個人所有のスマートフォンを使用します。
- 申込み後、3月中に初回のご案内をお送りします。
令和5年度島田空襲被爆者慰霊のつどい
- 日時/令和5年7月26日(水曜日)午前10時~10時20分
- 場所/扇町公園(島田市扇町7番の1)
※小雨決行。荒天の場合は、島田市民総合施設プラザおおるり(島田市中央町5番の1)第3多目的室にて開催。 - 内容/黙とう、献花、平和への誓い等
令和5年度島田市平和祈念展示
- 期間/令和5年8月11日(金曜日、祝日)~令和5年8月15日(火曜日)
- 時間/午前10時~午後4時
- 場所/島田市民総合施設プラザおおるり(島田市中央町5番の1)展示ホール
- 内容/島田空襲関連資料、遺族会展示、市内小学生による戦争や平和に関する感想文、高校生委員による企画展示等
令和5年度島田市平和祈念式典
- 日時/令和5年8月15日(火曜日)午前10時10分~11時15分
- 場所/島田市民総合施設プラザおおるり(島田市中央町5番の1)ホール
- 内容/黙とう、献花、平和都市宣言朗読、高校生委員の企画発表等
島田工業高校の生徒によるライブ映像配信
平和祈念式典の様子は、静岡県立島田工業高等学校情報電子科放送技術班の生徒さんの協力によりライブ配信されました。
ライブ配信により、会場にお越しいただけない方でも、自宅のパソコンやスマートフォンなどからご覧いただくことができます。
※動画の冒頭では、7月26日(水曜日)に扇町公園で開催された「島田空襲被爆者慰霊のつどい」の様子もご覧いただくことができます。
島田工業高校情報電子科放送技術班制作のドキュメンタリー映像がコンクールで入賞!
島田工業高校情報電子科の生徒が制作したドキュメンタリー映像「島田空襲の記憶残す 次世代へ語り継ぐ若者たち」が、12月10日(日曜日)に開催された、高校生の自主制作映画の全国コンクールである「高校生のためのeiga worldcup 2023」において、日本ケーブルテレビ連盟賞を受賞しました!
ドキュメンタリー映像では、島田空襲の悲惨さを伝えるとともに、高校生委員の活動の様子(令和4年度)などが収録されています。
主催者(NPO法人映画甲子園)のホームページから、受賞作品一覧をご覧いただけます。(別ウィンドウで開きます。)
映像は「こちら」からもご覧いただけます。
島田市平和祈念事業実行委員会高校生委員の活動紹介
島田市では平成7年度から実行委員会形式で平和祈念式典を実施してきました。令和3年度からは、若い世代のアイデアや意見をより一層取り入れた形にしたいという思いから、式典の企画・運営に参加する高校生を募集し、高校生委員として企画運営に携わっていただいています。
令和5年度は市内2校(島田高校、島田商業高校)から6名の高校生に応募いただき、自分たちをはじめ若い世代に平和を継承することを目的に企画を考え活動しました。8月15日開催の平和祈念式典で活動報告をしたほか、募金活動で集まった寄付金を広島市へ寄付しました。
活躍の様子は上記の動画でご覧いただけますのでぜひご覧ください。
◆企画1◆ 募金ガチャ
子どもや親子連れに興味を持ってもらえるように考案。ガチャガチャの中身を自分たちで作り、ガチャを回すために入れてくれたお金を募金に充てました。中身は、平和をイメージしたデザインのグッズ(缶バッジとステッカー)に加え、平和に関する豆知識が入っています。高校生がデザインし、協力して製作しました。
◆企画2◆ ミニ折り鶴タワー~想いで筒を彩ろう!~
折り鶴をみんなが考える“平和”に投票してもらうという企画。鶴が増えていくにつれ、透明の筒の中は色とりどりになり、みんなが考えた平和が筒を彩るという仕組みになっています。投票された鶴で筒はどんどん彩られていきました。
◆企画3◆ 広島原爆ドーム保存事業への募金
「日本で起きた悲惨な戦争の歴史を若い世代にも理解してもらい、語り継ぐ必要がある」という考えから、高校生委員が話し合い、募金先を原爆被害の象徴である「原爆ドームを保存する基金」に決定しました。
募金ガチャや、設置した募金箱で集まった浄財は、10月30日(月曜日)に開催された、リモート中継による寄附金贈呈式にて広島市へ寄付しました。
◆企画4◆「想いで筒を彩ろう!」開催(※カドデの夏まつりにてブース出展)
より多くの方に平和について関心を深めてもらうため、イベントに参加しました。8月6日(日曜日)の島田夏まつりが急きょ中止となったため、8月11日(金曜日、祝日)にKADODE OOIGAWAで開催された「カドデの夏まつり」に出展しました。「自分たちをはじめ若い世代に平和を継承すること」を目的に、自分たちで考えた企画を実行し、自ら募金への協力を呼びかけました。
島田市平和祈念事業のPR
今年度開催された島田市平和祈念事業である「島田空爆被爆者慰霊のつどい」、「島田市平和祈念式典」及び「平和祈念事業展示」のPRも、高校生がチラシを作ってくれました。