この事業は、都市計画道路を主軸とする街路網・水路・公園等の公共施設の整備を行うことにより金谷往還下地区の良好な市街地の形成を図ると共に、金谷地区の計画的な土地利用の促進を目的としています。
施行地区の概要
金谷往還下地区は、JR東海道本線金谷駅の南東約1.5kmに位置し、大井川鐵道新金谷駅に近接しています。金谷地区の中心市街地に至近距離にありながら各種公共施設の未整備により市街化の進行が遅れた地区でしたが、事業完了後は当地区を縦横断する都市計画道路2路線が「新東名高速道路」「富士山静岡空港」等のアクセス道路となることから物流等の要所となることが期待されています。
施行地区の区域
- 島田市大字金谷河原字道上、字往還下の各々一部、字八軒屋町、字八軒家町の各々全部
- 島田市大字金谷字道上、字往還下の各々一部、字八軒家町の全部
往還下地区
計画の概要
公共施設(街路、都市下水路、公園等)を整備することにより、地区の土地利用の増進を図るとともに、工業系地域は新規企業の誘致及び住工混在地区からの既存工場の移転先とし、また、都市計画法に基づく「往還下地区計画」の施行により良好な市街地を形成する。
項目 | 内容 |
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事業の名称 | 島田都市計画事業・往還下土地区画整理事業 |
施行者の名称 | 往還下土地区画整理組合 |
施行地面積 | 41.0ha |
施行期間 | 平成8年度~平成28年度 |
都市計画決定 | 平成7年9月1日決定、平成7年9月12日(告示)、「施行区域の決定」 |
組合設立認可 | 平成9年3月5日設立、平成9年3月11日(告示) |
事業費 | 総事業費66億1,600万円 基本事業費28億6,500万円 都市再生事業費7億3,000万円 地方特定道路A事業費1億2,700万円 地方特定道路B事業費3,000万円 保留地処分金17億1,100万円 公共施設管理者負担金2億1,400万円 市助成金9億3,000万円 その他900万円 |
権利者 | 380人(うち借地権者1人) |
減歩率 | 公共減歩17.54%、保留地減歩9.91% 計27.45% |
用途地域等 | 第一種住居地域14.2ha 準工業地域0.6ha 工業地域18.6ha 工業専用地域7.6ha |
公共施設整備計画
項目 | 内容 |
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幹線道路 | 都市計画道路2路線、幅員16m、延長1,601m |
区画道路 | 幅員8m、延長1,323m 幅員6m、延長5,198m 幅員4m、延長81m |
特殊道路 | 幅員4m、延長36m 幅員1m、延長14m |
公園 | 2箇所17,050平方メートル |
緑地 | 3,051平方メートル |
都市下水路 | 延長2,246m |
水路 | 353m |
事業の経過
年度 | 内容 |
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昭和58年度 | 往還下地区の土地区画整理事業の話が持ち上がる |
昭和60年度 | 金谷町が基本調査を実施 |
平成2年度 | 往還下地区の土地区画整理事業調査実施 |
平成7年度 | 往還下土地区画整理事業の都市計画決定 |
平成8年度 | 金谷町往還下土地区画整理組合の設立 事業計画(当初) |
平成12年度 | 第1回事業計画の変更及び実施計画(当初) 第一次仮換地指定 |
平成13年度 | 本工事に着手 |
平成14年度 | 第二次仮換地指定 |
平成15年度 | 第2回事業計画の変更及び第1回実施計画の変更 |
平成19年度 | 第3回事業計画の変更及び第2回実施計画の変更 |
平成24年度 | 第4回事業計画の変更及び第3回実施計画の変更 |
平成26年度 | 第5回事業計画の変更及び定款の変更 換地計画の認可 |
平成27年度 | 換地処分 |