島田市には、より多くのみなさんに環境学習の機会を提供するため、「環境人材バンク」という制度がございます。環境人材バンクには環境問題に対して知見を持つ様々な方々が登録されており、みなさんの依頼に応じて登録者を講師として派遣したり、登録者自らや行政が講座や学習会を開催して参加者を募集したりしています。環境問題に関する講座や体験教室の開催を検討されている方、逆に自分の知識を生かして講師として環境人材バンクに登録してみたいという方、ぜひご利用下さい!
1.環境人材バンク派遣事業
市内の団体や学校等が、勉強会や授業などの開催にあたって環境人材バンク登録者の協力をお願いすることができます。環境に関する講座や体験教室の開催を検討されている団体・学校はぜひご検討ください。
対象(講師の派遣先)
市内に在住・在勤・在学する方・10人程度により構成された市民団体、町内会またはこれらの連合会、学校、保育所、幼稚園、認定こども園など
講座・教室の内容
環境人材バンク登録者が講師やその補助として派遣されることが適当な学習会、研修会、観察会、講習会その他の行事。各登録者の具体的な分野については「環境人材バンク登録者一覧」をご覧下さい。
講師の派遣料
原則無料です(市が講師へ報償金をお支払いします)。ただし、講座の内容等によっては、別途実費や材料費等が必要な場合があります。
講師派遣の申し込み方法
- 事前に環境課へ連絡
- 日程調整、内容等の打ち合わせ
- 派遣希望日の2週間前までに環境課へ「環境人材バンク派遣申込書」(様式第4号)を提出
- 派遣可否決定通知の発行
- 講師派遣(講座・教室の開催)
※予算がなくなり次第終了となります。(先着順)
2.環境人材バンク実施事業(令和5年2月1日更新)
団体や学校が自らの勉強会や授業の一環として環境人材バンク登録者の派遣依頼をする派遣事業のほか、環境人材バンク登録者自身や行政が講座等を企画し、一般向けに募集を行う募集事業もございます。みなさんのご参加をお待ちしております。
1.田代の郷 野鳥ギャラリー
自然豊かな田代の郷では、開発を行う際にこの土地に住んでいた生き物の生息環境をできるだけ残そうという取組がなされ、今も野鳥をはじめたくさんの生き物を見ることができます。
2月8日(水)より、田代環境プラザではこの田代の郷で見かける14種の鳥たちの写真を展示して、田代の郷の自然を紹介いたします。
また、野鳥の調査をしてくださった環境人材バンクの方が下記の日程で田代環境プラザを訪れてくださいますので、直接野鳥のお話を聞くこともできます。
田代の郷温泉「伊太和里の湯」や島田ゆめ・みらいパークへ来ていただく際には、ぜひ田代環境プラザにもお立ち寄りください。
田代の郷野鳥ギャラリー 案内ポスター.pdf (PDF 251KB)
記
展示期間
2023年2月8日 から 2023年3月7日
8時30分 から 17時15分(土・日・祝日を除く)
展示場所
田代環境プラザ1階 展示コーナー
展示内容
令和4年度環境人材バンクの調査によって見つかった野鳥の紹介
そのほか
2月13日(月)、2月15日(水)、2月24日(金)、3月1日(水)の各14時00分から16時00分には、調査に携わった環境人材バンクの方が見えられます。直接野鳥などのお話を聞くこともできます。
内容 |
自然豊かな田代の郷で、人と自然のかかわりについて学んでみませんか?このゼミナールでは、野生動物をテーマとした『プロジェクト・ワイルド』という新しい環境教育プログラムを用いて、子どもたち主体の体験型学習で自然に対する気づきを高めていく学びを行います。 そのほか、田代の郷の自然や生き物を身近に触れる機会があります。一回目には、田代の郷でとれたカブトムシの幼虫をプレゼントする予定です。ぜひ、夏休みに向けてカブトムシの飼育にチャレンジしてみてください。 |
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講師 | 松下明弘(静岡こども未来の会) | ||
応募方法 |
1.QRコード:本ページ中またはチラシ内のQRコードからお申込みください。 2.電子メール:タイトルを「環境ゼミナール申込」として、1お名前、2おうちの方のお名前、3学校名、4学年、5住所、6電話番号を明記し、環境課メールアドレス(kankyo@city.shimada.lg.jp)までお申込みください。 |
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開催 予定日 |
一回目:令和5年5月20日(土)9:30~11:30「生息地ってなんだろう?」 二回目:令和5年6月24日(土)9:30~11:30「計画中」 三回目:令和5年7月22日(土)9:30~11:30「計画中」 四回目:令和5年9月30日(土)9:30~11:30「計画中」 五回目:令和5年11月18日(土)9:30~11:30「計画中」 六回目:令和6年1月13日(土)9:30~11:30「計画中」 |
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場所 | 田代環境プラザ(島田市伊太7番地の1) |
応募用 QRコード |
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人数 |
小学校4~6年生(定員20名程度) | ||
参加費 |
子どもひとり1,000円(6回分) |
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チラシ | (令和5年度)田代の郷こども環境ゼミナールチラシ (PDF 577KB) |
※応募の際の注意点など、詳しいことは上のチラシでご確認ください。
令和4年度第六回ゼミナールの様子
令和5年1月14日(土)に、第六回田代の郷こども環境ゼミナールを開催しました。今年度最後のゼミナールです。
最後のテーマは「人と自然が共生したまちづくり」です。
前回は野外でのゼミナールでしたが、今回は田代環境プラザに戻りました。まずは前回のテーマ「渡り鳥の体験をしてみよう!」については、振り返りのペーパーを配布しました。渡り鳥の種類や当日のゲーム、田代の郷温泉「伊太和里の湯」見学などについて思い出してもらいました。
その後、すぐに今回のアクティビティに入りました。大きな池を中心にして、人と自然との調和を考えて町の姿を作っていくことにします。宅地もあれば農地もあり、道路を引いてレストランや工場、ガソリンスタンドなどの位置を考えます。池を汚染しないように生活排水や工場排水をどうするか考えたり、レストランではどんな食材を手に入れるかを考えて、いろいろな施設を配置していきます。
このゼミナールでつくるまちは、ただ人間が住みやすいだけではなくて今までのゼミナールで学んできた「人と自然のかかわり」を思い出しながら、どんなまちであれば生き物の生息地を奪うことがないのかについても考えていく必要があります。子どもだけでは難しいところもあるので、保護者の方も一緒にグループに加わっていただきました。
いろいろなアイデアがあり、「水をきれいにする電気屋さん(浄化施設)を池の近くに配置」、「家と家を一か所にまとめて排水は集中してきれいにする」、「池のカモで料理して特産品にする」、「池の上流に大きな森を作って動物のすみかにする」、「池のカモを使って無農薬の農業をする」、「生ごみは集めて肥料にできるように生ごみ専用のごみ箱を道路の脇にいくつも置く」、「車ではなくセグウェイを使って移動する」などなど、みなさんがそれぞれのグループで大変面白いまちをつくってくださいました。
最後に、講師からこれらの町は川でひとつにつながっている、一軒一軒は少しの汚れでも、ごみや汚れを流すと別のまちへ影響が出てしまい、最後にはあちこちから集まったたくさんのごみが海に広がってしまうことを意識してほしいと話をして、人と生き物は自然を共有しているということをお話ししました。
田代の郷では、開発をすることに際して生き物の生息場所を奪わないようにどういったことをしたかをお話ししました。埋め立て計画地を半分にしたり、道路の上に動物専用のブリッジを建設したり、埋まってしまった田んぼの代わりに池を新しく掘ったりとさまざまな工夫をしたことについて市職員から話がありました。
また、今の世界では地球温暖化の対策と並んで生物多様性の保全が注目されているというお話もありました。国連では2050年までに各国がカーボンゼロを目指すのと同時に、「30by30(2030年までに国土の30%を生物多様性が保全される場所にする)」という目標を立てています。20年以上前に田代の郷で行った取り組みも、こうした形で世界につながっているのだと思います。
令和4年度の「田代の郷こども環境ゼミナール」は今回で終了です。講師の松下先生、参加してくださったみなさん、ありがとうございました!
3.環境人材バンクへの登録者も募集しています!
島田市では、講師として環境人材バンクに登録し、派遣を受けたり環境学習講座を開いたりして学習指導をしていただける方も随時募集しています。環境人材バンクへの登録に興味がある方は、ぜひ環境課までお問合せいただくか、「環境人材バンク登録申込書」(様式第1号)を環境課までご提出して下さい。
実施要綱、報告書等の様式はこちら[右二重矢印]申請書ダウンロードのページ
4.社会教育課でも生涯学習講師の登録・情報提供を実施しています!
社会教育課においても、市民のみなさんの「学びたい」「自分の特技を活用したい」という自主学習を支援するため、講師情報の登録・提供をしています。「講師を探している!」「講師の登録をしたい!」という方はぜひ、下記のページもご覧ください。
生涯学習講師の登録・情報提供はこちら[右二重矢印]生涯学習講師のページ