農地は、農産物を生産するだけでなく、国土保全、自然環境保全、水源のかん養、景観形成等の多面的な機能を有しています。農地を守り適切に管理することは、私たちの生活にとって大変有益なことです。このページでは、市が取組んでいる荒廃農地解消対策について紹介します。
市内の荒廃農地の現状
現在、市内には、約30haもの荒廃農地が確認されています。原因は、少子高齢化による労働力不足や農産物の価格低迷、自然災害、鳥獣害被害などによる農家の経営難が考えられます。いずれも、土地所有者本人だけの努力では、解消は困難な状況です。
島田市担い手育成総合支援協議会による支援
農業者、農協、その他農業関連団体で組織する島田市担い手育成総合支援協議会は、平成21年から静岡県担い手育成総合支援協議会の承認を得て、国・県の交付金等を活用した荒廃農地解消対策に取組んでいます。
- 国・県・市の荒廃農地対策事業を活用し、荒廃農地の再生に取組む農業者の経費の一部を補助しています。
- 国の荒廃農地対策事業を活用し、条件不利地における転作作物等の実証事業を実施しています。
島田市の荒廃農地解消対策
島田市農林課では、島田市担い手育成総合支援協議会の事業を補助しているほか、以下のような対策を実施しています。
- 農業基盤の強化による農地の利用推進
農地流動化、農地集積の推進や各種基盤整備事業の実施により、農地そのものの価値を向上させ、農地を利用する担い手にとって魅力のある農地の確保を図ります。
【関連ページ】土地改良事業
- 市民農園などの整備
農業者以外の労働力を活用するため、市民農園の開設等を支援しています。
【関連ページ】市民農園
【関連ファイル】実証ほ場(成果書(PDF:70KB)、写真(PDF:321KB))
- 保全・管理の支援
地域の力による農地の保全管理を支援しています。
【関連ページ】中山間地域等直接支払交付金制度