はじめに、公共下水道とそれ以外の処理の方法について見てみましょう。
島田市の公共下水道は、汚水と雨水を別々に流す方式(分流式)です。
汚水は、浄化センターで処理を行い、きれいな水にして川に流します。
雨水は、そのまま側溝などから川に流れていきます。
公共下水道のしくみは、大きく分けると次の3つから成り立っています。
- 排水設備(家庭や事業所からの汚水を下水道管に流すための設備)
- 下水道管(汚水を集めて浄化センターに運ぶ管)
- 浄化センター(汚水を処理してきれいな水にする施設)
排水設備
家庭や事業所などから出される汚水を、下水道管に流すために設置する「排水管」や「ます」などを排水設備といいます。
台所、風呂場、洗面所、水洗トイレなどの排水口から汚水が流されます。
排水口
↓
排水管・ます
↓
公共ます
排水口から出た汚水は、公共ますに流れます。
汚水は、下水道管へ流れていきます。
- 公共ます(蓋写真)
下水道管
家庭や事業所などから出された汚水は、地下に埋設された下水道管を通って浄化センターに流れていきます。
取付管【とりつけかん】
各家庭から流れてきた汚水を取り込む管を『取付管』と呼びます。
下水道管(枝線)【えだせん】
取付管からの汚水を運ぶ下水道管を『枝線』と呼びます。
管の太さは、一般的に直径20cmです。
下水道管(幹線)【かんせん】
枝線からの汚水を取り込む大きな下水道管を『幹線』と呼びます。
マンホール
下水道管の維持管理のため、マンホールが設置されています。