蘭字など華やかな資料が勢ぞろい!
島田市に残る記録から、戦国時代には、年貢の代わりに茶を収めていたことや、
江戸時代には、茶農家らによる集団訴訟が行われていたことが分かり、
島田市では古くから茶の生産が行われていたといえます。
明治初期には、職を失った旧幕臣や川越人足などが牧之原台地を開墾し、
茶の一大産地 牧之原大茶園の礎を築きました。
江戸末期から明治期には、茶は生糸に次ぐ主要輸出品としてアメリカ合衆国を中心に輸出されました。
輸出用の茶箱に貼られていたラベルが、蘭字や茶箱絵です。
特に蘭字は日本や輸出先の国の文化をモチーフとした鮮やかなデザインが特徴で、
近代グラフィックデザインの先駆けともいわれています。
本展覧会では、蘭字や茶箱絵をはじめ、島田の茶業史を伝える様々な資料を通じて、
静岡・島田の茶業の歩みを皆様に紹介します。
期間:令和6年7月13日(土)~9月29日(日)
前期:7月13日(土)~8月18日(日) 後期:8月24日(土)~9月29日(日)
※8月19日(月)~23日(金)までは、展示替えのため企画展がご覧になれません。
場所:島田市博物館本館 特別展示室
時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館)
入館料:一般300円・団体240円(20人以上)
※中学生以下無料
※障害者手帳を提示された方と介助者1人は無料
※県民の日協賛:8月18日(日)は博物館無料開放日
博物館講座 日本茶の輸出の歩み (要予約)
この講座は定員に達しました。なお、キャンセル待ちはできませんが、開催日当日の午前中に博物館に電話をしていただき、その時点で空席があれば参加できます。
内容:日本から海外へ輸出されたお茶の講話と、輸出先で飲まれていたお茶の試飲体験を行います。
日時:7月20日(土)13:30~15:00(受付13:00)
場所:博物館 本館 整理工作室
講師:ふじのくに茶の都ミュージアム学芸課
対象:中学生以上
参加費:300円 ※別途観覧料
定員:20名
募集開始:6月20日(木) 9:00より先着順
申込方法:下記お申し込みページ、QRコードより電子申請、または博物館本館にて直接申込み
ワークショップ 蘭字ラベルの試し刷り体験 (予約不要/所要時間30分)
内容:博物館が用意した木版で、茶箱の蘭字を再現してみませんか。
日時:8月18日(日) 9:00~11:45(整理券配布 9:00~)
13:00~15:30(整理券配布13:00~)
場所:博物館 本館 整理工作室
対象:どなたでも
参加費:無料
定員:午前・午後 各40名程度