常設展
常設展では、「旅と旅人」をメインテーマとして、人はなぜ旅をしたのかを考え、江戸時代後期の大井川と川越しの様子、島田宿の川留め文化などを紹介しています。
展示紹介
島田大祭
元禄年間より続く大井神社の祭式神事であり、日本三奇祭の一つに数えられる島田大祭。その中でも、「帯祭り」とも呼ばれる所以である、木太刀に美しい丸帯を下げた大奴が常設展示室でお出迎え。足元には、島田大祭の御神輿渡御行列や鹿島踊りを再現した紙人形を展示しています。
刀鍛冶
島田宿は刀鍛冶で有名で、多くの刀工が軒を連ねていました。島田鍛冶は、室町時代より江戸末期に至る約400年間の歴史をもち、「島田物」と称されたその刀槍は、戦国大名の今川、武田、徳川など多くの武将に高く評価され、珍重されました。特に義助、助宗などは多くの名品を残しています。
島田髷
島田出身とも伝えられる遊女、虎御前が考案したともいわれる「島田髷」。島田髷は京や江戸にも伝わり、様々なバリエーションがあります。博物館では数ある島田髷のうち数種類を常設展示しています。毎年9月の第3日曜日には、島田髷を結い、揃いの浴衣を着た女性たちが、奉納踊りを舞いながら島田市内を歩く「島田髷道中」の後、虎御前の菩提寺とされる鵜田寺にて髷供養感謝祭が催されます。