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「第7回大検証!大井川は東西文化の境界線か!?」のご案内

第7回大検証!大井川は文化の境界線か!?(令和7年8月17日~令和8年2月22日まで実施したアンケート)

かつて、駿河国と遠江国の境界線であった大井川は、明治時代以降も郡の境界となっていました。「越すに越されぬ大井川」と言われ、東海道の難所のひとつであった大井川は、その東と西の言語・文化の違いについて古くから研究されてきました。

土器の出土、雑煮の煮方や方言等、大井川が境界線になるという研究がある一方、江戸時代から明治維新まで続いた川越制度や、渡船のため対岸同士の交流が盛んで境界になり得ないという指摘もあります。むしろ、東西の文化が混ざり合い、交差する場所であったと言います。

そもそも、日本の中央部に位置する静岡はいったい何地方なのか、ある時は東海、ある時は中部、関東。そんな静岡のほぼ中央部を流れ、島田市のど真ん中を流れている大井川。果たして、大井川は文化の境界線か、はたまた交差点か、島田市博物館で大検証しています。

今回は令和7年8月から約6か月実施した第7回大検証!の結果について発表します。

「食べたっけ」と言いますか?

「食べたっけ」全国

「食べたっけ」静岡

・全国では赤いシール(過去を表す「~っけ」を使う)は150枚、青いシール(過去を表す「~っけ」を使わない)は106枚。過去を表す「~っけ」を使う人は静岡県の人だけではないことが分かった。全国的には「~っけ」は自分が思い出せない過去のことを相手に確認するとき使うことが多いので、質問の意図がうまく伝わらなかった可能性もある。

・静岡県内では、大井川を境にして変化は見られないが、赤いシールは490枚、青いシールは75枚。約87%の人が過去を表す「~っけ」を使い、約13%の人が使わないという結果になった。

しらす干し?ちりめんじゃこ?

しらす干し?ちりめんじゃこ

しらす干し?ちりめんじゃこ?静岡

・全国では、赤いシール(しらす干し)は110枚、青いシール(ちりめんじゃこ)は125枚。ちりめんじゃこのほうが多いが、大きな差はない。

・兵庫、大阪近郊でもしらす干しは好まれているが、おおよそ福井県、岐阜県、愛知県以東でしらす干しが人気がある。

・静岡県内では、大井川を境にして変化は見られないが、赤いシール305枚。青いシールは76枚。約80%の人がちりめんじゃこよりしらす干しを食べることが分かった。

卵焼きは甘い?しょっぱい?

卵焼き全国

卵焼き静岡

・全国では赤いシール(甘い卵焼き)142枚、青いシール(しょっぱい卵焼き)101枚となり、甘い卵焼きを食べている人は約58%、しょっぱい卵焼きを食べている人は約42%だった。

・赤いシールも青いシールも全国に散らばっているが、東京、埼玉、神奈川の首都圏と愛知県を中心にしたエリアに赤いシールが多く、兵庫、京都、大阪以西に青いシールが目立つ。(福井、滋賀、三重以東は赤いシール107枚、青いシール60枚。京都、奈良、和歌山以西は赤いシール29枚、青いシール47枚。)

・静岡県内では大井川を境にして変化はないが、赤いシールが449枚、青いシールが104枚となり、甘い卵焼きを食べている人は約81%、しょっぱい卵焼きを食べている人は約19%と甘い卵焼きが支持されていることが分かった。

第7回大検証!大井川は東西文化の境界線か!?結果まとめ

今回の大検証!では、どの検証でも大井川は文化の境界線になっていませんでした。

今回の検証では、静岡県内では過去を表す「~っけ」を87%の人が使うこと、冒頭の「静岡はいったい何地方なのか?」の問いには、ちりめんじゃことしらす干しから見ると静岡県は「東日本」ということ、卵焼きは関東風を好むということが分かりました。

現在、島田市博物館では、凧揚げはお正月か、端午の節句か?「いいにする」と言いますか?、あげ玉か、天かすか?この3つについて検証中!です。ぜひ博物館で大検証!にご参加ください。

大検証!8の様子

▲現在の大検証!の様子(令和8年2月23日から令和8年8月19日まで掲示予定)

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