ヒナは1 羽でいるように見えても必ず近くに親鳥がいます。私たちが拾ってしまうことでヒナと親鳥を引き離して
しまうことになり、逆に弱って死んでしまうかもしれません。ヒナを育てるのは、やはり親鳥が一番なのです。
巣立った後もしばらくの間は親鳥と一緒に行動し、これから先ヒナがひとりで生きていくことに必要な、餌のとり
方や敵からの身の守り方など、様々なことを学んでいきます。ヒナを想う気持ちから、思わず拾ってあげたくなる
かもしれませんが、本当は子育てを邪魔しないようにそっとしてあげることが大切なのです。
野鳥は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」(鳥獣保護管理法)によって、国や都道府県
などの許可を得ることなく捕まえてはいけないことになっています。たとえ、身近にいるスズメであっても捕ま
えて飼うことは法律違反となります。野鳥はあくまで野生動物なので、いつも少し距離を置いて見守ってあげる
ことが、野鳥たちにとっての幸せなのです。
ヒナを拾わないで!!ポスター表(PDF 1MB) ヒナを拾わないで!!ポスター裏(PDF 997KB)