令和7年度収蔵品展「海野光弘・働く人 ― 暮らしを彫る版画」のお知らせ(令和7年3月16日更新)
「版画は画や形がよくてもだめだ。生活の中から取り出して彫ってゆく。その生活を見る目をやしなう。僕は弟にそれを教えたい。」中学2年14歳の夏(1953年7月22日)の海野光弘の日記の一文です。版画を始めた弟に向ける形で、自身にとって木版画とは何かを大学ノートに書きつけた文章です。日本の原風景を描いた海野光弘は、生涯、働く人々の舞台として自然豊かな風景や古民家を描きました。人間の暮らしに柔らかなスポットを当てつつ、全てを愚直なほど丁寧に描写しているのはなぜでしょう。木版画の中に込められた想いが、時を経てなおあふれます。どうぞご覧ください。
令和7年4月1日(火)~6月8日(日)
※5月5日(月・祝)は、国際博物館の日協賛のため無料開放します。
開館時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場
島田市博物館分館・海野光弘版画記念館
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌平日休館)
観覧料(本館・分館共通)
一般300円・団体240円(20人以上)
※中学生以下無料
※障害者手帳を提示された方と介助者1名は無料
働く人チラシ表(PDF 2.62MB)(別ウィンドウで開く)
働く人チラシ裏(PDF 1.22MB)(別ウィンドウで開く)
関連イベント
ギャラリートーク(予約不要)
日時:令和7年5月17日(土)11:00~(30分程度)
会場:海野光弘版画記念館
参加費:観覧料のみ