第80回企画展「市民画廊「すばる」と美術家たち」
島田市の大正時代から現在までの教育・文化芸術活動をたどる企画展
島田市における近代の教育・文化芸術活動は、江戸時代に大井川の川越しによって育まれた豊かな文化をもとに、明治以降、市内各所で設立された青年会等によって大きく発展しました。なかでも市街地中心部の青年会出身者を核とした「蘭契会」は当時、様々な分野の第一線で活躍する人物を招き、文化講壇や展覧会などを開催し、市内及び周辺地域の教育、文化向上に寄与しました。また、蘭契会を組織した一人である清水真一（島田市名誉市民）は、昭和11年（1936）本通五丁目に「温知洞」画廊を開業し、教育・文化芸術活動発表・観覧の場を広く提供しました。本企画展で取り上げる市民画廊「すばる」は、「温知洞」閉業後の昭和49年（1974）に「温知洞」の跡を継ぐ画廊として開業し市民に愛されました。本企画展では、「すばる」に残された作品を中心に、「すばる」運営当時活躍していた島田市の美術家の作品や、その前段である「蘭契会」・「温知洞」から島田市博物館にいたる本市の教育・文化芸術活動関連の資料を展示し、島田市における近現代の教育・文化芸術活動とそれを支えた施設等の展開を紹介します。
- 会期：令和元年12月7日（土）～令和2年1月26日（日）
- 会場：博物館本館特別展示室
- 時間：午前9時～午後5時まで（最終入館午後4時30分）
- 休館日：毎週月曜日（月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館）、年末年始（12月26日（木）～1月3日（金））
関連イベント
講演＆トークセッション「市民画廊「すばる」を取り巻く美術家たち」
- 内容：市民画廊「すばる」での展覧会の様子や、昭和から平成にかけての島田市を中心とした静岡県内の美術団体の動向を講演とトークセッションを通して紐解きます。
- 講師：森下正夫氏（静岡県水彩画協会顧問）・島田市学芸員
- 日時：12月21日（土）午後1時30分～午後3時
- 場所：島田市博物館本館整理工作室
- 定員：50名（先着順）※要予約（11月21日（木）より受付開始）
- 参加費：200円※別途入館料が必要です
申し込み方法
往復はがきまたはEメールでお申込みください。※1通につき2名まで申し込み可
1.往復はがきの場合
＜記入事項＞(1)イベント名、(2)参加者（人数分）の氏名（ふりがな）・年齢・住所・連絡先電話番号。返信欄に返信先をご記入のうえ島田市博物館宛に郵送してください。
2.Eメールの場合
＜記入事項＞往復はがきによる場合と同じ。件名を「すばる展講演会参加申し込み」とし、下記のアドレスに送信してください。
【ご注意】受信拒否等の設定をしている場合は、解除するか上記のアドレスが受信できるように設定してください。なお、メール送信日の翌日から3営業日以内に返信がない場合には、電話にてお問合せください。