新収蔵品展「櫛(くし)・簪(かんざし)・笄(こうがい)・髷かつら」
島田市博物館は、令和7年度に櫛・簪・笄を約3,000点、ミニかつら及び実寸大の髷のかつらを約110点、寄贈を受けました。江戸期に大流行した女性の髪形である「島田髷」の発祥地と伝えられる当市では、博物館開館以来、常設展示室で島田髷の展示を、特別展示室で櫛・簪などの特別展を開催してきました。このたび、多種多様な髪飾りならびに髷型の資料が、新たに当館の収蔵品となりました。
江戸時代の女性の装身具である櫛・簪・笄は、さまざまな素材や形が生まれ、また表された意匠も工夫が凝らされています。女性の髪形(髷)については、島田髷、勝山髷、兵庫髷、笄髷の4つに分けることができ、また、それぞれの系統からも多くの結い方が生まれました。寄贈を受けた髷型には、現在ではほとんど結うことができないものもあり、貴重なコレクションとなっています。この新収蔵品展では、今回寄贈を受けた資料の一部を紹介するとともに、江戸時代の女性の「粋」をお楽しみください。
会期
令和7年9月12日(金)~10月10日(金)頃
※展示期間が変更される可能性があります。
会場
島田市博物館本館 常設展示室
9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌平日休館)
入館料
一般500円(400円)
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下無料
※障害者手帳を提示された方と介助者1人は無料