市指定文化財 古文書
慶寿寺文書(けいじゅじもんじょ)
室町時代 9通 昭和59年5月22日指定
今川家ゆかりの慶寿寺には、寺院の開山である遍照光寺頼忠らの判物(はんもつ)のほか、今川義元や今川氏真(うじざね)の古文書資料が残っています。
遍照光寺頼忠判物 永正3(1506)年1月28日
遍照光寺頼忠、建妙(慶寿寺初代住職)に慶寿寺領孫太夫名を安堵する。
遍照光寺頼忠判物 永正3(1506)年1月28日
遍照光寺頼忠、建妙に慶寿寺領野田薬師堂田を安堵する。
頼覚(建妙と同一人物)判物 永正15(1518)年11月26日
頼覚、慶寿寺領野田薬師堂田を珠泊房(慶寿寺二代目住職)に付与する。
頼覚判物 永正17(1520)年9月27日
頼覚、慶寿寺領孫太夫名を珠泊房に付与する。
珠頂判物 大永6(1526)年10月4日
珠頂、慶寿寺珠泊房に対し、大津釈迦堂田等の配分を定める。
承芳(今川義元)禁制 天文5(1536)年6月10日
今川義元、慶寿寺に禁制を掲げ、寺領を安堵する。
承芳(今川義元)安堵状 天文6(1537)年11月11日
今川義元、東演房(慶寿寺三代目住職)に慶寿寺を安堵する。
治部大輔(今川義元)寄進状 欠年月日
今川義元、慶寿寺明善(東演房と同一人物)に対し、大津郷花倉方石成名の増分を氏輝霊供田として寄進する。
氏真判物 永禄9(1566)年8月20日
氏真、慶寿寺に四分一の税を免除する。