豊かな自然に恵まれ、様々な歴史的出来事が繰り広げられた静岡県内の魅力的な歴史文化資源を県内外の多くの人に知ってもらい、現地を訪れていただくために、令和4年度に「しずおか遺産」認定制度が立ちあげられました。
しずおか遺産「文武に秀でた今川一族 ~伝統を守る山西の地~」
島田市は「文武に秀でた今川一族 ~伝統を守る山西の地~」のストーリーが認定されています。
戦国の世、駿河で名を馳せた今川氏。足利将軍家を武で支える一方で、文化を庇護し、とりわけ歌を嗜む家柄であった。駿河に花開いた今川の武と文化は、徳川家康にも大きな影響を与えている。 今川氏が、駿河で最初の領地を得たのは、当時「山西」と言われた志太地域である。「東海一の弓取り」と呼ばれた今川義元が、歴史の表舞台に登場する契機となったのも「山西」の地である。今も伝わる駿河今川氏の「文」と「武」を探しに、いざ「山西」へ。
しずおか遺産「文武に秀でた今川一族 ~伝統を守る山西の地~」
諏訪原城跡
徳川氏と武田氏が攻防を繰り広げた国境の城。徳川氏の攻略後、旧駿河国主であった今川氏真が配置された。
諏訪原城跡 詳しくはこちら
野田城跡(大津城跡)
南北朝時代に、今川2代範氏が攻略した大津城にあたると言われる。その武功は、今川氏の駿河進出の契機の一つとなった。
宗長庵址
戦国時代の島田で生まれた連歌師宗長を偲んで建てられた庵址
五条義助の刀剣類
五条義助は、室町時代~江戸時代 (1450 年頃~1850 頃)に活躍した刀工集団。島田市博物館では所蔵刀剣などを定期的に公開している。
置塩家文書(今川氏真和歌)
置塩家は、今川家の家臣と伝わる島田宿の旧家。今川氏真が牧野城(諏訪原城)在城時に詠んだ和歌も残る。島田市博物館所蔵
慶寿寺
今川2代範氏の菩提寺。今川家関連文書や伝今川範氏の供養塔が伝わる。
「しずおか遺産」スタンプラリー
「しずおか遺産」構成文化財及び「しずおか遺産」関連のイベント開催施設など県内50ヵ所以上を対象としたデジタルスタンプラリーが開催されます。